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西門紅樓

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 台北西門の外側にある赤レンガの八角堂と十字型の建物。簡易市場だった建物です。2002年に古蹟再利用計画に基づき、紅樓劇場として再出発しました。現在は八角堂部分が展示、喫茶、劇場として、コンサート、演劇などに利用されていて、十字型部分はショッピングモールになっています。
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 八角堂は赤煉瓦と鉄筋コンクリート造りの2階建てで、屋根の鉄骨が雨傘のように放射状に開いています。八面体の建物は各8面の中央上部に三角形のペディメントを突き出しているのが印象的。

 八角堂につながる十字型の建物は十字樓。最近内部が改修されてモダンな店舗が並んでいました。八角堂がメインの入り口で、”八方からお客さんが集まる” という意味があり、縁起が良いそうです。設計は今回の台北シリーズで何回か登場した、台灣総督府営繕課の近藤十郎です。三級古蹟の鉄筋コンクリート、煉瓦造り、2階建て。

西門紅樓
旧台北西門市場
1908(明治41)年
三級古蹟
設計 : 近藤十郎
施工 : 不明
台北市萬華区成都路10号
撮影 : 2013.3.22
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 八角堂を入るとお洒落なカフェ「町西茶喫」。
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 階段を上って2階はライブハウス「河岸留言」。
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 十字樓の1階は若手デザイナーの工房およびショップが16件並ぶ「十六工房」があり、台湾の新たなカルチャーの発信地になっているそうです。 2階はガラス張りの明るいレンタルギャラリーとなっており、ショップやさまざまな展示会に利用されています。
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  建物前の広場はイベント会場になっていて、若手デザイナーのモダンアートも展示されていました。
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 朝から台北の街を歩き回りましたが、この日はこれで終わり。食事をしてホテルへ帰ります。
by gipsypapa | 2013-11-28 08:38 | 建築 | Trackback | Comments(6)

台湾大学医学院附設医院旧館

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 大正末期から始まり今でも現役の病院です。建設当時は東アジア最大の病院施設でした。

 ルネッサンス風の華麗な外観。赤煉瓦と白い石貼りの外壁に大きな車寄せのある玄関はドリア式のオーダーで支えられ、2階部分以上は小ぶりなイオニア式の柱頭のオーダーが立ち並ぶ、装飾の多いファサードです。半地下のようになっているのは、衛生のため土台を数メートル上げることで防湿するためだそうです。

 玄関ホールは吹き抜けになっていて、2階は回廊を巡らせ、アーチ構造を多用した華やかな印象です。床は上質のタイルを使い、ホールの天窓(トップライト)も美しく、見どころの多い建物でした。市定古蹟の鉄筋コンクリート造り、石、煉瓦貼り2階(一部3階)建て、半地下付き。

台湾大学医学院附設医院旧館
旧台北帝国大学医学部付属医院
1924(大正14)年
市定古蹟
設計 : 近藤十郎
施工 : 不明
台北市中正区常徳街1号
撮影 : 2013.3.22
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 内部はともあれ、外観は大阪の大阪市中央公会堂1918(大正7)年竣工を思い出しました。
by gipsypapa | 2013-11-07 10:14 | 建築 | Trackback | Comments(7)

台湾大学医学院

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 濟南教会から南へ下るとヨーロッパにでも行ったような優雅な雰囲気の近代建築が見えてきます。台湾総督府医学校として建てられ、台湾総督府医学専門学校を経て、戦後に台湾大学医学院になりました。医学院として授業が行われていますが、同時に医学人文博物館として公開されています。

 ファサードは列柱の間にアーチ窓を置く様式主義のデザイン。西側には1階はアーチ、2階は柱で支えた回廊があります。内部も柱はアーチ構造で、3芯アーチを使うなど変化に富んだ意匠です。

 ネット情報によると、現在の建物は1930年の館内火災で改修工事が施され、建設当初の姿は失われているとのこと。明治40年という築年から考えると、アーチの多用もあり、煉瓦か石造りだったと思われますが、今の建物を見る限りそういう感じは受けず、鉄筋コンクリート造りの2階建てに見えました。

 少なくともオリジナルは台灣総督府営繕課に在籍していた近藤十郎の設計ですが、改修時に建て替えられた可能性を感じるので、設計者は不明にしました。とはいえ大改修されたとしても、その時期は戦前のはずなので、古蹟指定は当然でしょう。

台湾大学医学院
旧台湾総督府医学専門学校
1907(明治40)年
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区仁愛路一段1号
撮影 : 2013.3.22
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 1階ロビーの一角がカフェになっていて、ここで軽い昼食をいただきました。
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 2階へ。
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 裏に回りました。芝生の庭があります。この方向から見ると建物は新しいようです。
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 正面のファサードは見どころなのですが、前の道が狭く、全景の撮影は無理でした・・・。
by gipsypapa | 2013-11-05 14:31 | 建築 | Trackback | Comments(2)