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大阪の橋~高麗橋

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 東横堀側に架かり地名にもなっている高麗橋。豊臣秀吉時代からある橋で、何度か架け替えられ、現在の橋は昭和初期に架けられたものです。江戸時代からあったといわれる欄干の擬宝珠(ぎぼし)や当時西詰めにあった櫓屋敷(やぐらやしき)を模した親柱は昔の形を踏襲しています。

 設計は池田勸蔵(たぶん大阪市技師)とありますが、武田五一の作品リストにこの橋が載っているので、他の大阪の橋と同様に彼も関与しているのは間違いないようです。橋板より上部は和風、下部は洋風の鉄筋コンクリートアーチ橋。

高麗橋
1929(昭和4)年
設計 : 大阪市土木部、池田勸蔵+武田五一
施工 : 不明
大阪市中央区高麗橋1~東高麗詰町
撮影 : 2010.6.17
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 神社の橋のような櫓屋敷とタマネギ型の擬宝珠。
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 橋脚は石貼り風の洋風。
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 例にもれず橋の上には高速道路が走っています。また川の西側は小さな河川公園になっていて、東横堀側水門の建屋がありました。
by gipsypapa | 2011-01-12 14:24 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の橋~本町橋

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  東横堀側に架かる本町橋。最初は豊臣秀吉が大阪城築城のときに東横堀川を外堀として開削したと同時期に架けられ、江戸時代には公儀橋の一つとして幕府が直轄管理する橋でした。現在の橋は、本町通が当時の市電道路として拡幅された1913(大正2)年5月に架け換えられたものです。その後、1982(昭和57)年に大がかりな補修がされましたが、今も現役です。

 3連の鋼ヒンジアーチ橋で、橋脚にはルネサンス風の石柱の飾りを刻んで石橋風に見せて、その上部には半円形に張り出したバルコニーがある重厚なデザインです。

本町橋
1913(大正2)年
設計・施工 : 不明
大阪市中央区本町1-1-3
撮影 : 2009.12.5
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by gipsypapa | 2010-12-15 17:16 | 建築 | Trackback | Comments(2)

嬉野橋

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 塩田川に架かる嬉野橋。昭和初期の古風な鉄骨トラス橋です。横から見た姿は「橋の散歩道」というホームページをどうぞ。

嬉野橋
1927(昭和2)年
設計・施工 : 不明
鉄骨製造:八幡製鉄
嬉野市嬉野町大字下宿
撮影 : 2010.4.24
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 これは塩田川沿いの公園にあった古い門柱です。由来はわかりませんでした。
by gipsypapa | 2010-11-16 13:15 | 建築 | Trackback | Comments(2)

揚輝荘 白雲橋

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 揚輝荘の北園の池に架かる白雲橋(はくうんきょう)。大正時代の開発当時に作られた亭橋(屋根のある橋)で、京都の修学院離宮にある千歳橋(ちとせばし)を真似たといわれています。橋は両側にある切石の石垣に架けられ、屋根は緑袖和瓦。通行はできませんが、特別なイベントでは、橋の上を舞台にして音楽や踊りなどが催されているそうです。名古屋市有形文化財の木造橋。

揚輝荘 白雲橋
1918(大正7)年
名古屋市有形文化財
設計・施工 :不明
名古屋市千種区法王町2-4
撮影 : 2009.7.24
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by gipsypapa | 2010-04-16 10:08 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の橋~末吉橋

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 横堀川に架かる鉄筋コンクリートアーチ橋。この場所には江戸時代からあった橋ですが、昭和初期に架け替えられ、戦後拡幅されました。

末吉橋1927(昭和2)年
設計 : 大阪市?
施工 : 不明
大阪市中央区松屋町~南船場1
撮影 : 2009.6.9
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 例にもれず、この橋の上にも高速道路(阪神高速1号環状線)が走っています。
by gipsypapa | 2009-10-27 10:36 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の橋~桜宮橋

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 前に桜宮橋の階段塔を紹介しましたが、その時は、通称「銀橋」と呼ばれる橋が塗装工事中で橋そのものはブルーシートで覆われていました。今回は工事も終わり、全貌を見ることができました。

桜宮橋 1930(昭和5)年
設計 : 大阪市+武田五一(意匠指導)
施工 : 大林組+汽車製造(鉄骨)
大阪市北区天満橋1~大阪市都島区中野町1
撮 影 2009.3.28 & 2015.3.30
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 前回、横着をして見なかった東側の階段塔。西と同じ形かと思っていましたが、違いました。西は方形の屋根なのに、こちらは陸屋根。しかもこちら側は閉鎖されていて使えません。
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 すでに紹介した西の階段塔。造幣局の煉瓦塀前にある草むらに不審な人物がしゃがんでいるのを発見。(笑)
 外人ですねえ。趣味が同じらしいので、声をかけようかとも思いましたが、熱心に撮影中でしばらく動かず。やめときました。
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 再び西側階段塔のらせん階段。
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 6年後の同じ季節に再訪しました。(2015.3.30)
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by gipsypapa | 2009-10-13 09:38 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の橋~桜宮橋

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 中之島から東は上流の大川。淀川の支流です。川沿いに大阪城の北側を通って、直角に北に曲ると桜の宮。この橋の周辺は河岸公園で、この橋も公園散策の風景美です。橋の西詰には大阪で最も古い洋館「泉布観」と大阪造幣局や造幣博物館があり、毎年春にはここで行われる「桜の通り抜け」で賑わいます。

 この辺りは阪神高速も走っていないし、河川敷には桜並木が連なって、川沿いの景色も良いのですが、実はこの橋の東詰北側には大阪でも有名なラブホテル街になっています。

 通称「銀橋」と呼ばれる橋ですが、残念ながら、この日は塗装工事中で橋そのものはブルーシートで覆われていて見えませんでした。しかし、もともと目的は武田吾一が意匠指導した階段塔でしたので、その目的は達成しました。

 階段塔は東西に1棟ずつ同じ意匠のものがありますが、この日は西側だけみました。本当は東側も見たかったのですが、なにしろ橋自体が工事中なので歩行での移動は断念。

桜宮橋 1930(昭和5)年
設計 : 大阪市+武田五一(意匠指導)
施工 : 大林組
大阪市北区天満橋1~大阪市都島区中野町1
撮影 : 2008.1.26
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 武田吾一意匠設計のレンガ造りの階段塔。写真は造幣局側の西の塔です。
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 河川敷からこの入口を入って、橋の上に上るわけです。
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 螺旋階段を上って。
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 2階レンガのアーチが美しい。
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 天井に照明器具が下がっていた跡が残っていました。
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 河川敷の階段塔脇に「みゆき橋跡」という表示。ここに支流があったのでしょうか。
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 今年の造幣局の通り抜けの頃には、工事も終わっているでしょう。「泉布観」も改修中で見れなかったので、今年は行ってみようと思います。
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 アクアライナーといわれる水上バスは、中之島からここ大川を通って北上し、淀川の近くまで航行しています。
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 現代の屋形舟も。

 大阪の橋シリーズはこれで一旦終わります。
次は大阪を出て、京都にするか兵庫にするか、思案中ですが、その間しばらく関西以外を少し寄り道します。
by gipsypapa | 2008-03-20 12:50 | 建築 | Trackback | Comments(6)

大阪の橋~難波橋

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 堂島川と土佐堀川を一本で渡る難波橋(なにわばし)。中程東側には中之島公園に下るルネッサンス風の広い石造りの大階段があって、中之島公園バラの広場の緑地と橋の見事な調和が見どころ。

 橋の四隈の親柱の上に、阿と吽それぞれ2体の石造のライオン像が配されていることから『ライオン橋』とも呼ばれます。獅子(ライオン)の石像は彫刻家天岡均一の作品を採用し、莫大小会館や生駒時計店を設計した宗兵蔵(宗建築事務所)が大阪市電気鉄道部技術課とともに設計。宗兵蔵氏らしい濃密な意匠の橋です。

難波橋(なにわばし) 1915(大正4)年
設計 : 大阪市+宗兵蔵
施工 : 大林組
大阪市中央区北浜1・今橋2~大阪市北区西天満1
撮影 : 2006.5.28, 2008.1.16 & 2.19
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  口をかみつかんばかりに開けている阿形(あぎょう)像。メスだそうですが、女は怖いですね~。
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 両手をそろえてつき口をつむっている吽形(うんぎょう)の獅子像。このような穏やかな表情は日本特有とか。ではこっちがオスか。
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 大阪の市章である「みをつくし」を入れた欄干。
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 橋上灯の意匠も凝ったもの。
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 神社を思い出させる石塔。
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 このルネッサンス風の広い石造りの大階段を下りると中之島公園。
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 後で気づいたら、アングルがないためもあり、川に架かった部分の橋げたを撮影していませんでした。唯一右上に写っています。
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 中ノ島の西から東へ難波橋の下をくぐって、
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 東に出るとバラの広場。5月には満開です。中央左向こうに見えるのが中之島公会堂。
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 バラの広場におしゃれな建物が。と思ったら実はこれトイレでした。
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 この小さな橋(難波橋ではなく、新しい橋です)をさらに東に渡ると、
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 小さな島があり、そこが円形バラ園。
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 円形バラ園から見た土佐堀川の水上バス。
by gipsypapa | 2008-03-18 14:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)

大阪の橋~水晶橋

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 大江橋から堂島川の中ノ島側を東に進むと中央図書館があり、そのちょうど北側にもう一つの歩行者専用橋があります。この橋も歩行者専用橋の錦橋と同じく可動堰でした。

 本体アーチとその上の9つの小アーチの組み合わせが美しい水晶橋と呼ばれる遊歩道です。欄干に設置されたランタンが多角形のガラス張りで、火を灯すと水晶のように美しく輝いたということからこの呼び名になったそうです。

水晶橋
旧堂島川可動堰 1929(昭和4)年
設計 : 大阪市+伊藤正文(意匠)
施工 : 錢高組
大阪市北区中ノ島1~大阪市北区西天満2
撮影 : 2005.5.14, 2006.3.11, 2008.1.16 & 2.19
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 中之島図書館と大阪市役所の間の道を北に出ると行き止まりですが、ここが水晶橋の南端です。
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 南側の昇り口は両側に。
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 多角形のランタン。
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 北側にはやはり阪神高速1号環状線が走っていて、景観をじゃましてますね。
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 中央部の両側には、普通のランタンが載ったコンクリートの構造物。扉が二つありますが、可動堰の名残でしょうか。
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 南を振り返ると、右に大阪市役所、左が中之島図書館。
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 北側のランタン。ここは阪神高速が上を通っています。
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 北の登り口は1か所。
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 大アーチの上に、各々9列の小アーチを持つ美しい橋です。
by gipsypapa | 2008-03-17 14:46 | 建築 | Trackback | Comments(0)

大阪の橋~大江橋

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 御堂筋が交差する中之島は幅が狭く、北上するとすぐに堂島川です。その堂島川にかかる大江橋。端桁の長さは淀屋橋より短いが、同時に施工された同じ意匠の橋です。

 2008年に国の重要文化財に指定されました。

大江橋
1935(昭和10)年
重要文化財
設計 : 大谷瀧雄(基本意匠設計)、大阪市+武田五一(実施設計)、元良勲(意匠)
施工 : 大林組
大阪市北区西天満2~北区中之島1
撮影 : 2005.5.14, 2006.3.11, 2008.1.16 & 2.19
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 同じ設計とはいえ、こちらは北側上部を阪神高速1号環状線が横切っているので、景観はいまいちです。
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 こちらにも張り出したベランダとレトロな街燈。
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 南側は中之島。日本銀行大阪支店が見えます。
by gipsypapa | 2008-03-15 23:57 | 建築 | Trackback | Comments(0)