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石川四高記念文化交流館

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昼過ぎに金沢に到着。この年、金沢には3月にも行ったので2回目の訪問です。昼食を済ませて、ホテルのチェックイン前に兼六園周辺を散策しました。まずは石川四高記念文化交流館へ。

明治24年に建てられた旧第四高等中学校だった建物です。その後も旧制第四高高等学校を経て、金沢大学理学部、金沢地方裁判所、石川県立郷土資料館として使用されました。現在は文部科学省の所有で、石川県が文化庁から使用許可を受けた文化施設になっています。正面に向かって左側が無料の四高記念館、右側は有料の石川近代文学館です。

設計は文部省営繕の山口半六と久留正道(くる・まさみち)。単純な形状の煉瓦造ですが、初期の公立学校として貴重であることから国の重要文化財に指定されています。国の重要文化財の煉瓦造り、2階建て。

石川四高記念文化交流館
旧第四高等中学校本館
1891(明治24)年
重要文化財
設計 : 山口半六・久留正道
施工 : 真柄組
石川県金沢市広坂2-2-5
撮影 : 2017.6.6
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山口半六(1858 - 1900)は文部省在籍時に多くの学校建築を手がけた建築家。
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旧第五高等中学校本館、第三高等中学校寄宿舎、食堂(現・京都大学吉田寮)、旧東京音楽学校奏楽堂、兵庫県庁舎など公共施設を多く手がけています。
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いわゆる門衛舎です。
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久留正道(1855-1914)は山口半六の文部省の後輩で、明治後期から学校建築を数多く手がけた建築家。
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大阪市立愛珠幼稚園、国際子ども図書館、京都大学学生部留学課留学生センター、京都大学本部構内正門などを設計しています。
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中に入らなかったので、内部写真はネットから借用します。
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by gipsypapa | 2018-03-08 08:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)

兵庫県公館

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 JR元町駅から北へ坂道を少し上った高台、兵庫県庁のそばに建っている兵庫県公館。明治期に建てられた庁舎建築で、兵庫県庁の4代目の本庁舎だった大規模な庁舎建築です。

 第二次世界大戦の神戸大空襲で外壁以外の全てを焼失したため、これまで二度の大改修工事が行われています。さらに1985(昭和61)年に老朽化のため改修工事を行い、外観は現状保存して 煉瓦造りを鉄筋コンクリートで補強しつつ、内装をすべて竣工時の姿へ復元して、兵庫県公館として県の迎賓館および県政資料館として活用されています。

 館内は小磯良平のタペストリー「神戸・メリケン波止場」や金山平三、東山魁夷、横尾忠則ら兵庫県ゆかりの芸術家の作品が多数展示されており、館全体が美術館・博物館として運用されています。c0112559_1328564.jpg

 ロの字型平面に回廊を廻したフランス・ルネッサンス様式の壮麗な建物。3階から出た空間は中庭になっており、2階の屋根に芝生が敷かれ、中央に噴水、周りに花壇が配置されています。 内部も豪華な内装が見どころで、明治時代の粋を集めた華麗な洋風建築で、神戸を代表する建築物といえます。

 設計は久留正道とともに、創成期に文部省営繕を代表した山口 半六(やまぐち はんろく、1858 -1900年)。文部省在籍時に第五高等中学校本館(現 熊本大学五高記念館)、旧東京音楽学校奏楽堂、第四高等中学校本館などの多くの学校建築を手がけました。国の登録有形文化財と神戸市景観形成重要建築物に指定された煉瓦造り+鉄筋コンクリート造り、地上3階、地下2階建て。

兵庫県公館
旧兵庫県庁舎
1902(明治35)年
登録有形文化財
神戸市景観形成重要建築物
設計 : 山口半六
施工 : 同和組
神戸市中央区下山手通4-4-1
撮影 : 2010.10.23
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 3階から中庭へ。2階部分の屋根がパティオになっています。
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  重厚で華麗なな装飾がある1階ロビー。
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 1階大会議室。

 嬉しいことに無料で一般公開されています。
by gipsypapa | 2011-04-22 13:43 | 建築 | Trackback | Comments(4)

旧東京音楽学校奏楽堂

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 上野公園の東京藝術大学、黒田記念館、旧京成電鉄博物館動物園駅が並ぶ四つ角の南西にあります。東京音楽学校(現:東京芸術大学音楽学部)の講堂兼音楽ホールとして建設された、 日本最古の木造洋式音楽ホールです。昭和47年に老朽化で解体撤去され明治村に移設することが決まりましたが、その後の保存運動の結果、東京芸大から台東区が譲り受けて現在地に移設・保存され、現在は音楽関係の資料館として一般公開されています。重要文化財の木造2階建て、桟瓦葺。
 ここは中を見るつもりで行ったのですが、その日は振り替え休日の翌日ということで、休館でした。小雨模様でしたので、暗めの写真ばかりになってしまいました。

旧東京音楽学校奏楽堂 1890年(明治23)年
重要文化財
設計 : 山口半六、久留正道
施工 : 田中幸次郎
東京都台東区上野公園8-43
撮影 : 2007.5.1
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 設計は山口半六を中心とした文部省営繕課が担当。山口半六はパリで学び、学校建築や専門的な都市計画などに力を発揮した人だそうです。繊細な雰囲気があるのはそのためでしょう。ただ、移築された建物で、120年近く前とは思えないくらい、新しくなっているので、外から見ただけでは、そのよさは実感できませんでした。
by gipsypapa | 2007-06-06 11:52 | 建築 | Trackback | Comments(0)