岡崎市北部公会堂

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 地方の公民館や役所に多く見られる戦前の木造下見板張りの建物。元は市役所に付帯する市議会議場でした。一時、取り壊しが検討されましたが、岡崎市教育委員会が保存することに決定。市役所の移転に伴い、昭和45年に現在地に移築されて北部公会堂として活用されています。ただし、将来的にどうなるのかは不明なようです。木造2階建て。

岡崎市北部公会堂
旧岡崎市議会議場
1940(昭和15)年
設計・施工 : 不明
岡崎市井田町1-109-4
撮影 : 2009.7.24
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 外観は古ぼけて見えますが、内部の講堂部分は床が新しく貼り替えられ、内部から鉄筋コンクリートの補強がされているようです。使い続けられたらいいですね。
# by gipsypapa | 2010-04-28 13:03 | 建築

岡崎市郷土館収蔵庫

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 公会堂に向って左側奥(南東側)にある、こじんまりした建物。旧額田郡公会堂建設と同時期に、その北側に額田郡物産陳列所として建てられました。 その後、本館が岡崎市郷土館として公開される際に現在地へ移築され、現在は収蔵庫として保存、活用されています。(内部は公開されていません)

 様式主義を意識した旧額田郡公会堂とはうって変わって、白とライトブルーの明るい色使いの外壁に、四つ葉のクローバー型の明り取り花窓をあしらい、妻面を半円アーチで飾るなど、軽快な洋風のデザインです。設計は旧額田郡公会堂と同じく吉田栄蔵と推定されています。国の重要文化財の木造平屋建て。

岡崎市郷土館収蔵庫
旧額田郡物産陳列所 1913(大正2)年
重要文化財
設計 : 吉田栄蔵?
施工 : 不明
岡崎市朝日町3-36-1
撮影 : 2009.4.3
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 関連は不明ですが、敷地内にある鬼瓦。いずれも江戸時代の本宗寺庫裡と随念寺本堂の鬼瓦だそうです。
# by gipsypapa | 2010-04-27 10:43 | 建築