御堂筋の又一ビルディング

c0112559_22415482.jpg
 大阪御堂筋の本町近くにある又一ビル。現代的なガラス張りのビルの一部に、ルネサンス様式の外壁が残されています。壁には唐草模様や鳥などの美しい装飾。c0112559_22421956.jpg旧大谷仏教会館の外壁の一部をファサード保存したものです。随所にみられるテラコッタはルネッサンス様式。古い建物を解体するか保存するかの問題に、善しにつけ悪しきにつけ一つの回答を出している方法です。
 新しく建てられた又一ビルは、その優れたデザインが評価され、昭和61年に第6回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)の『奨励賞』を受賞ました。

又一ビルディング
旧大谷仏教会館 1919(大正8)年
設計 : 竹内緑
施工 : 不明
大阪市中央区久太郎町3-5 
撮影 : 2008.2.19


c0112559_22435945.jpg
c0112559_22444264.jpg
c0112559_22451876.jpg
c0112559_230541.jpg
c0112559_22463447.jpg
 ここまでテラコッタ(装飾に用いる素焼きの陶器)を多用しているのは珍しいし、だからこそファサード保存が可能だったともいえます。
c0112559_22492562.jpg
 床下換気口のグリル。
c0112559_22502559.jpg
 御堂筋南側を東に入ると、正面玄関は昔のままの様式が保存されています。
c0112559_22534485.jpg
 改築された現在のビルは地上11階、地下2階建て。超近代的なビルに大正時代の建物がはめ込まれています。
# by gipsypapa | 2008-02-23 23:01 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

三木楽器本店(大阪開成館)

c0112559_14234376.jpg
心斎橋筋に面してショーウインドーがある楽器店。大正期の名品で設計は増田清。大阪を中心に活躍した建築家で、先に紹介した旧精華小学校も彼の作品です。
http://gipsypapa.exblog.jp/8134953/c0112559_14235521.jpg
アーケードのある心斎橋筋側は目立たないので、知らないと通り過ぎてしまいますが、北側の角を東に曲がると、時代を感じさせるレトロビルが現れます。外壁には植物のレリーフのテラコッタ装飾が施され、縦の線を強調したセセッション風の意匠です。鉄筋コンクリート造4階、地下1階建の登録有形文化財。

三木楽器本店
旧大阪開成館三木佐助商店 1924(大正13)年
登録有形文化財
設計 : 増田清(増田建築事務所)
施工 : 鴻池組
大阪市中央区北久宝寺町3-3-4 
撮影 : 2008.2.19
c0112559_1424913.jpg
c0112559_1424246.jpg
c0112559_14243341.jpg

 北側に回ると建物の全貌が。玄関上の左文字が時代を感じさせます。
c0112559_14245984.jpg
c0112559_14251090.jpg
 心斎橋筋のアーケード側は、何の変哲もないお店ですが、登録有形文化財のプレートがあります。
c0112559_1426321.jpg
 内部も写真を撮らせてもらったのですが、ほとんど手ぶれしてしまいました。下手っぴいです。
c0112559_14274266.jpg

c0112559_14283058.jpgc0112559_14285019.jpg













 この辺も手ぶれしているので縮小しました。
c0112559_14293453.jpg
c0112559_14294313.jpg
 心斎橋筋の中央玄関上部にあるステンドグラスを外からと内から。
c0112559_1431419.jpg

# by gipsypapa | 2008-02-22 14:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)