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依水園(その1)三秀亭と前庭

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吉城園の隣、奈良名所の東大寺と興福寺の間にある国の名勝「依水園(いすいえん)」。江戸時代前期に作庭された「前園」と明治時代の「後園」という二つの池を中心とした庭園です。昭和33年に一般公開されました。

前園は江戸時代初期に奈良晒(ならさらし)という高級麻織物を扱う将軍御用達商人だった清須美道清(きよすみどうせい)の作庭で、茶室「三秀亭」の前に広がる池泉の庭です。

依水園 前庭
1673(寛文12)年
名勝
作庭 : 清須美道清
奈良市水門町74
撮影 : 2019.9.11
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古城園と依水園の間を流れる古城川と、
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それに架かる上代の橋の横が一枚目の写真にある入り口です。
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庭園の手前にある寧楽(ねいらく)美術館。設計は建築家の東畑謙三。
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この日は展示品の入れ替えのための休館でした。庭に向かいます。
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庭園入り口の案内所。入園料は美術館を含めて900円。この日は美術か阿の休館日で、確か800円だったと。
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料金所の手前に三秀亭の門。庭に入らず、ここで飲食だけできるようになっています。
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古そうな井戸。
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園内へ入りました。
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前園エリアにある建物「三秀亭」は江戸時代に前園を整備した清須美道清の別邸だったもの。江戸初期の築です。
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現在は食事と甘味処になっています。
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まだまだ残暑のころ。古城園を歩いたので、汗ばんできました。ここで冷たいものをということに。
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四畳、八畳、六畳の続き間で一服。
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エアコンが効いていて、前園を窓越しに望む気持ちよい場所でした。
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散策開始です。
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by gipsypapa | 2019-10-18 08:36 | 建築 | Trackback | Comments(0)

吉城園(その4)茶花の庭

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吉城園(よしきえん)は国名勝「依水園」と隣接している庭園で一般公開されています。主屋は奈良県の有形文化財。園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室があります。

吉城園 茶花の庭
旧正法院家住宅
1919(大正8)年
奈良県有形文化財
設計・施工・作庭 : 不明
奈良市登大路町60-1
撮影 : 2019.9.11
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吉城園の一番奥、苔の庭の南側の高台には「茶花の庭」。お茶席に添える草花などが栽培されているとか。
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正面に四阿。
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その向こうの刈り込みはお茶の木でしょうが、この季節は花は咲いていません。
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ふと左を見ると、石組みの枯山水の庭がありました。
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小さなせいでしょうか、下調べした情報になかった庭ですが、見つけてよかったです。


by gipsypapa | 2019-10-17 07:30 | | Trackback | Comments(0)

吉城園(その3)苔の庭

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吉城園(よしきえん)は国名勝「依水園」と隣接している庭園で一般公開されています。主屋は奈良県の有形文化財。園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室があります。

吉城園 苔の庭
旧正法院家住宅
1919(大正8)年
奈良県有形文化財
設計・施工・作庭 : 不明
奈良市登大路町60-1
撮影 : 2019.9.11
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離れ茶室の裏側に広がる苔庭。
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よく手入れされています。
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これが日常なんでしょうね。
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ネットにあったこの庭の杉苔の近接写真を借用しています。
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こういうアングルは思いつきませんでした。参考になります。

by gipsypapa | 2019-10-14 08:06 | | Trackback | Comments(3)

吉城園(その2)離れ茶室

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吉城園(よしきえん)は国名勝「依水園」と隣接している庭園で一般公開されています。主屋は奈良県の有形文化財。園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室があります。

前に苔の庭が広がる「離れ茶室」も主屋と同時期の1919(大正8)年に建てられたと推定される平屋建ての奈良県有形文化財です。

吉城園 離れ茶室
旧正法院家住宅茶室
1919(大正8)年
奈良県有形文化財
設計・施工・作庭 : 不明
奈良市登大路町60-1
撮影 : 2019.9.11
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池の庭から登ったところに玄関があります。
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脇を抜けて更に登って裏側へ。
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玄関から見た印象よりも大きな茅葺屋根。
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苔の庭の一部です。
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切妻屋根が三つ(二つの向こうにもう一つ見えます)並んだ珍しい茶室です。
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苔の庭から離れ茶室への伝い。
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苔の庭へ。
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ネットにあった紅葉の写真です。



by gipsypapa | 2019-10-13 08:23 | 建築 | Trackback | Comments(0)

吉城園(その1)主屋と池の庭

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最近は京都や大阪のお庭巡りが続いたので、久しぶり奈良へ行くことにしました。最初に訪ねた吉城園(よしきえん)は国名勝の「依水園」と隣接している庭園で、依水園の一部と同様に、かつては興福寺の塔頭寺院「摩尼珠院(まにしゅいん)」があった場所とされています。

明治に民間の所有となり、大正8年に現在の庭園や主屋「旧正法院家住宅」、そして茅葺屋根が特徴の離れ茶室が造られたそうです。その後、奈良県の所有となり一般公開されています。主屋と離れ茶室は奈良県の有形文化財。園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室があります。

吉城園 池の庭
旧正法院家住宅
1919(大正8)年
奈良県有形文化財
設計・施工・作庭 : 不明
奈良市登大路町60-1
撮影 : 2019.9.11
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依水園と隣り合わせ。入園料は250円でした。
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「池の庭」と呼ばれる一帯です。
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主屋は大正8年に建てられた奈良県の有形文化財。
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典型的な池水回遊式でした。
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池を一回り。
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築山の上にある四阿。
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池の庭を俯瞰するベストポイントです。
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by gipsypapa | 2019-10-11 08:11 | 建築 | Trackback | Comments(0)

万博記念公園 日本庭園 松の洲浜

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日本庭園を一周して、中世地区にある「②松の洲浜(まつのすはま)」に来ました。川が河口付近から海へと注ぐ姿を表現したものです。西端の「深山の泉」からの湧水が南北二つの流れに分かれ、ここで合流して心字池へ流れていきます。

白い砂利のまわりにクロマツやハマボウなどの海岸に生える植物が植えられているとかで、設計者の田治六郎氏、ここに枯山水庭園の起源となる景観を再現した、と語っているそうです。

万博記念公園 日本庭園 松の洲浜
1970(昭和45)年
作庭 : 田治六郎
大阪府吹田市千里万博公園9
撮影 : 2019.8.26
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「深山の泉」を水源として南北に分かれていた流れが、ここで合流します。
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南の流れに架かる橋を渡って一周します。
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白砂の州浜。
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この辺は木漏れ日の滝から流れてくる北側の川です。
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海のようにになりました。
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東側にある橋の上から二つの流れの合流地点を。
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松の水面への映り込みがきれい。
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橋から反対側は、雰囲気ががらっと変って重厚な雰囲気。ここから向こうに流れて心字池に注ぐわけです。
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ツツジの植え込みを通って・・・
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松の州浜から心字池に向かう流れ。
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正門に戻りました。これで万博記念公園 日本庭園を終わります。



by gipsypapa | 2019-10-10 07:52 | | Trackback | Comments(2)

万博記念公園 日本庭園 千里庵の枯山水

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中世地区にある「⑥千里庵の枯山水 (せんりあんのかれさんすい)」。茶室「千里庵」は、禅院の方丈を意識して造られているそうです。

解説版を引用します。”室町時代には、方丈前の小さな空間に、水を使わずに石や砂、草木などで自然風景の山と水を象徴化する「枯山水」の庭が発達し、禅僧はこの庭の前で悟りを開こうとして日々座禅に取り組んでいたといいます。”「わび」の心に通じる庭です。

万博記念公園 日本庭園 千里庵の枯山水
1970(昭和45)年
作庭 : 田治六郎
大阪府吹田市千里万博公園9
撮影 : 2019.8.26
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前庭も枯山水。
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クロチクが植えてあります。シンプルな庭で、好感が持てました。
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ウィキペディアによると、クロチク(黒竹)はイネ科マダケ属の常緑タケ類だそうです。
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桿の直径は2~3センチほどで、高さは3~5メートルほどになるそうです。
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奥に進んで方丈の庭へ。
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茶室は階段を上がったところが入り口。ここが庭の中央に位置するので、眺めがよさそうですが、多分この日は休みです。
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茶室は方丈と名づけられていますが、建物は現代和風建築。
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現代的な白砂の枯山水の庭です。
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背景は松林と低く刈り込まれた生け垣。
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一旦、前庭に戻って千里庵の反対側に移動して眺めることもできます。
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by gipsypapa | 2019-10-09 08:24 | | Trackback | Comments(2)

万博記念公園 日本庭園 休憩所と茶室

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竹林の小経の北に上った高台に休憩所が、またそこから千里庵に向かって下がったところに、茶室「汎庵」「万里庵」があります。

万博記念公園 日本庭園 休憩所 / 茶室「汎庵」「万里庵」
1970(昭和45)年
大阪府吹田市千里万博公園9
撮影 : 2019.8.26
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坂を登った高台にある休憩所。
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竹林の小経から聞こえていた笛の音の出所はこれ。
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服装から見て、普通の観光客のようですが、笛は一流に聞こえました。
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坂を降りると千里庵の正面に茶室「汎庵」「万里庵」の立て札。門はしっかり閉まっています。調べたら「占用利用施設のため、一般公開は行っておりません。」と、ただし期間限定で特別公開されるようです。
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ネットに門の向こうの写真がありました。ここにも庭園があります。
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水禽窟みたいです。
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せっかくのお庭なので、常時公開して欲しいものですねえ。



by gipsypapa | 2019-10-08 08:01 | | Trackback | Comments(2)

万博記念公園 日本庭園 竹林の小径

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中世地区の「③竹林の小径(ちくりんのこみち)」に来ました。日本庭園ができる前の千里丘陵には大規模な竹林が広がっていたそうです。当時の風景を再現するために造られた場所で、竹の足下にはセンリョウ、マンリョウ、ナンテンなどが植えられています。

よく手入れされた竹林の中には「ししおどし」、また小径の端には「せせらぎ」の音がどこからともなく聞こえ、静けさを感じる場所です。

万博記念公園 日本庭園 竹林の小径
1970(昭和45)年
大阪府吹田市千里万博公園9
撮影 : 2019.8.26
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深山の泉から流れてきたせせらぎ。
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松の州浜に向かって流れる南側の小川です。
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「ししおどし」が響いていました。
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笛の音も聞こえてきたのですが、後に謎が解けました。
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by gipsypapa | 2019-10-07 07:51 | | Trackback | Comments(2)

万博記念公園 日本庭園 深山の泉

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上代地区を歩いています。「④深山(みやま)の泉」です。西側にある迎賓館を寝殿造りの建物と見立てて「寝殿造り庭園」様式で作られたそうです。

モミやイヌマキなどは、太古の大自然を表し、泉から湧きだした水は“時の流れ”を象徴しています。4つの時代の庭園様式を取り入れた万博日本庭園の源泉を表現しています。

万博記念公園 日本庭園 深山の泉
1970(昭和45)年
作庭 : 田治六郎
大阪府吹田市千里万博公園9
撮影 : 2019.8.26
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泉と名づけられていますが、前回アップした「木漏れ日の滝」からの流れがここで湧き出しているようです。
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小さめの玉石が敷かれた洲浜が見事でした。
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現在、迎賓館は石垣を境にして敷地外にあり、ここからは見えません。ネットの写真を借用します。結婚式場です。
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ネットの航空写真。位置関係がわかります。左側の紅葉があるのが、深山の泉。



by gipsypapa | 2019-10-06 08:31 | | Trackback | Comments(2)