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早稲田大学  坪内博士記念演劇博物館

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坪内博士記念演劇博物館は、小説家、評論家、翻訳家、劇作家だった英文学者の坪内逍遥(つぼうち しょうよう、1859 - 1935)の古稀と、彼の1909年(明治42年)から19年間の歳月をかけた『シェークスピヤ全集』全40巻の翻訳事業の完成を記念して、早稲田キャンパス内に設立されました。

演劇博物館は日本で唯一、演劇を専門的に扱う博物館として知られています。日本だけでなく、世界各国の演劇や映像の貴重な資料を揃えています。錦絵46,800枚、舞台写真400,000枚、図書255,000冊、チラシ・プログラムなどの演劇上演資料80,000点、衣装・人形・書簡・原稿などの博物資料159,000点など、およそ100万点にもおよぶ膨大なコレクションがあるとか。

建物は左右対称で、エリザベス朝時代、16世紀のイギリスの劇場「フォーチュン座」を模して設計されたそうです。中央のハーフティンバーが印象的で、キャンパスに異彩を放つ華やかな意匠の建物です。設計は會津八一記念博物館で紹介した今井兼次ら早稲田大学営繕課の建築家。新宿区有形文化財に指定された、鉄筋コンクリート造り3階建て、地下1階

早稲田大学5号館 坪内博士記念演劇博物館
1928(昭和3)年
設計 : 今井兼次、桐山均一、江口義雄(早稲田大学営繕課)
施工 : 上遠組
東京都新宿区西早稲田1-6-1
撮影 : 2018.9.24
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正面舞台にある張り出しは舞台になっていて、両側に入り口。両翼は桟敷席で、建物前の広場は一般席になるとか。
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演劇博物館は通称エンパク(enpaku)というそうです。HPがありました。
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舞台正面にはTotus Mundus Agit Histrionem “全世界は劇場なり”というラテン語が掲げられています。
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右の入り口から入ります。
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左右対称なので階段は両側に。
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廊下はエリザベス朝の雰囲気でした。
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数多くの興味深い展示がありますが、展示室内は撮影禁止です。
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唯一、室内の撮影OKだった逍遥記念室。
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この記念室はもとは貴賓室として作られ、逍遙の来館時に使用しました。
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室内は、エリザベス朝時代の意匠を取り入れ、天井には逍遙の干支に因んだ羊の装飾が施されています。
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漆喰彫刻、いわゆる「こて絵」ですね。
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坪内逍遥博士の像。これとその次はネットにあった写真です。
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皆様、よいお正月をお迎えください。

by gipsypapa | 2018-12-31 09:10 | 建築 | Trackback | Comments(2)

早稲田大学 総合案内所

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大隈講堂前の広場の一角、正門脇のカフェ&大学グッズ売り場の前にある総合案内所。元はこの一帯にあった大隈重信邸の守衛詰め所だった建物です。小さな明治時代の建物で、急勾配の屋根にハーフティバーの瀟洒なデザイン。木造平屋建て。

早稲田大学 総合案内所
旧大隈邸守衛詰所
1902(明治35)年
設計・施工 : 不明
東京都新宿区西早稲田1-6-1
撮影 : 2018.9.25
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ハーフティンバーの小さな小屋に・・・
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小さなベイウィンドウ。
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総合案内所となっていますが、閉まっています。
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近くにグッズ売り場とカフェがあるので、案内所の機能はそちらに移ったのでしょう。
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ショップの右側に大隈公園の入り口。この向こうに旧大隈邸があったようです。
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これ以降はネットにあった大隈公園の写真を借用します。
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完之荘。飛騨の山村にあった古屋を邸内に移築したもので、大隈重信が静かに過ごした離れのようなもの。
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小雨が降っていたこともあり、公園には入りませんでしたが、行けばよかった。


by gipsypapa | 2018-12-30 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(0)

早稲田大学 大隈記念講堂

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早稲田キャンパスでは最も有名でシンボル的な大隈記念講堂です。講堂は、創立者である大隈重信に対する記念事業として計画され、同大建築学科の佐藤功一教授と佐藤武夫助教授が設計し、同教授の内藤多仲が構造を担当して、昭和2年10月15日に竣工しました。

ロマネスク様式を基調としてゴシック様式を加味した、日本の近代折衷主義建築の優品として、高い価値があり、かつ多くの建築家を育てた佐藤功一の代表作としても重要であるとして国の重要文化財に指定された、鉄骨鉄筋コンクリート造り、3階建、地下1階、時計塔付。

早稲田大学21号館 大隈記念講堂
1927(昭和2)年
東京都選定歴史的建造物
設計 : 佐藤功一、佐藤武夫 / 内藤多仲(早大営繕課)
施工 : 戸田組
東京都新宿区戸塚町1-104
撮影 : 2018.9.25
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佐藤 功一(さとう こういち、1878 - 1941)は早稲田大学建築学科で永く教鞭をとり、庁舎などの設計を手がけた建築家。
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このブログでも日比谷公会堂+市政会館、仙台市青葉区の西欧館鶴舞公園普選壇(御誓文記念壇) を紹介しています。
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地下室の明り取りのガラスブロック。
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当然ながら開いてませんでしたので、これ以降はネットにあった素晴らしい内部写真を借用します。
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by gipsypapa | 2018-12-29 08:45 | 建築 | Trackback | Comments(2)

早稲田大学 會津八一記念博物館

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會津八一記念博物館は早稲田大学文学部教授を務めた美術史家の會津八一(あいづやいち)を記念して、1998年(平成10年)に早稲田大学2号館(旧・図書館)内に設置されました。

東洋美術・近代美術・考古学を主要な対象領域として2万点超の作品・資料を収蔵しているそうです。 早稲田大学の図書館として建てられたもので、1925(大正14)年に完成した、現在早稲田大学で2番目に古い鉄筋コンクリート造り。

建築家、今井兼次(1895-1987)のデビュー作です。今井兼次は早稲田大学理工学部建築学科を卒業。母校の教授を長く勤め、その後建築作品とともに教育者として研究室から優れた建築家、研究者を多数輩出した人です。この後、アップする予定の早稲田大学坪内博士記念演劇博物館や、すでに紹介した日本二十六聖人殉教記念館唐津小笠原記念館などを設計しています。鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造り、2階建て地下1階。

早稲田大学2号館 會津八一記念博物館
早稲田大学旧図書館
1925(大正14)年
東京都選定歴史的建造物
設計 : 今井兼次(早大営繕課)、内藤多仲、桐山均一
施工 : 上遠組
東京都新宿区西早稲田1-6-1
撮影 : 2018.9.25
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このときは閉まっていて、通り過ぎただけでした。
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これ以降の写真はネットから借用します。
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by gipsypapa | 2018-12-28 08:13 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)

早稲田大学 早稲田キャンパス

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ライブの翌日はがんこの山野愛子邸でランチを予約しています。その前にホテルを早めにチェックアウトして早稲田大学に行くことにしました。

早稲田大学 早稲田キャンパス
東京都新宿区西早稲田1-6-1
撮影 : 2018.9.25
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キャンパスの中央にある大隈重信の銅像。
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大隈重信は佐賀藩士、つまり武士の生まれで、後に政治家として参議兼大蔵卿、外務大臣、農商務大臣、から内閣総理大臣、貴族院議員などを歴任。早稲田大学の創設者です。
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昭和初期かなと思う校舎がいくつかありますが、有名な建物は少なくよく分かりません。
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総長高田先生像。大隈内閣の文部大臣だった高田早苗という人です。
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これはネット情報がありました。6号館で昭和10年の建造。
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有名な早稲田の校歌の碑。「都の西北、早稲田の森に~」
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早稲田大学図書館は大学と同じ1882年に創立された図書館。現在の中央図書館の建物は1991年に大学100周年記念事業の一環として安部球場跡地に建設されたものです。
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大学には中央図書館、本庄分館、4つのキャンパス図書館に加え、各学部、研究科や施設に設置されている学生や教員向けの読書室、図書室、資料室まであわせると30を超える施設が存在。これらの図書館には合わせて508万冊の本が所蔵されているそうです。
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by gipsypapa | 2018-12-27 08:35 | 建築 | Trackback | Comments(2)

ジプシーバンドのライブに東京へ

ジプシーキングスの再結成という売りのグループのライブがブルーノート東京であったので、1泊の東京行きでした。
撮影 : 2018.9.24
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新幹線で東京へ。ホテルのチェックインまで時間があったので、南口からKitte に行きました。JR東京駅丸の内本屋JPタワーKitte(旧東京中央郵便局)は既にアップしています。
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JPタワー旧東京中央郵便局
1931(昭和6)年 / 2012(平成24)年建替
設計 : 吉田鉄郎(逓信省営繕課)
施工 : 銭高組、大倉土木
東京都千代田区丸の内2-7-2
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4階には旧東京郵便局長室があります。レタールームだそうです。
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テーブルの上には筆記用具があり、ここでお手紙を書いて1階の郵便局で投函します。
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この日は初めてJPタワーの旧東京中央郵便局部分(地上5階建て)の屋上に上りました。
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KITTEガーデンという緑地があって東京駅を眺める休憩スポットになっています。
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東京駅の丸の内口の本屋を違った角度で見ることができました。

JR東京駅丸ノ内本屋(東京ステーションホテル)
1914(大正3)年 / 2012(平成24)年復原
重要文化財
設計 : 辰野金吾、辰野葛西建築事務所(実施設計)
施工 : 大林組
ほか東京都千代田区丸の内1-9-1
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東京駅へ戻り・・・
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ホテルに向かいチェックイン。早めの夕食を取ってブルーノートへ。
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“チコ&ザ・ジプシーズ”のチコが栄光のグループ“ジプシー・キングス”の初期メンバーを召集した“ジ・オリジナル・ジプシーズ・リユニオン”のライブです。

ブルーノート
東京東京都港区南青山6-3-16
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1年ぶりの東京ブルーノートですが、入り口の内装が変わっていました。
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過去に出演したミュージシャンの写真が飾られています。何人、知っているでしょう。
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ライブの後のサイン会です。



by gipsypapa | 2018-12-26 08:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)

補陀洛山 総持寺の庭と桜

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散歩コースの立ち寄り場所のひとつである総持寺には、比較的最近になって整備された日本庭園があります。また桜の季節には多くの枝垂桜が咲き、参拝客が多く訪れるお寺です。まずは庭園から。

補陀洛山 総持寺
江戸時代
設計・施工 : 不明
大阪府茨木市総持寺1-6-1
撮影 : 2018.4.1 & 10.9
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季節はずれで気が引けますが、今年の4月1日です。
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枝垂桜が満開でした。
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朝早めの時間。体操している女性がいます。
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その女性に教わりました。アーモンドの花だそうです。
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桜に似ています。言われなかったら桜としか。
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それもそのはず、バラ科サクラ属でした。
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こんな花も咲いていました。何か分かりません。
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by gipsypapa | 2018-12-25 08:31 | | Trackback | Comments(0)

補陀洛山 総持寺の伽藍群

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近所なので散歩コースの一つになっている総持寺(そうじじ)は大阪府茨木市にある高野山真言宗の寺院。山号は補陀洛山 (ふだらくさん)で、西国三十三所第22番札所になっています。本尊は千手観音。すでに4年前にもアップしましたが、境内が整備されたので再び紹介します。

寺伝では元慶3年(879年)頃、藤原山蔭が創建し、山蔭の三回忌の寛平2年(890年)に伽藍が完成したそうです。現在の伽藍は多くが江戸時代に建立されたもので、茨木市指定有形文化財になっています。

補陀洛山 総持寺
江戸時代
設計・施工 : 不明
大阪府茨木市総持寺1-6-1
撮影 : 2017.6.12 / 2018.4.1 & 10.9

仁王門(におうもん)
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入母屋造り本瓦葺きの楼門です。総持寺の象徴的な建物で、台地の先端に建てられ平野を眺望しています。

山門(仁王門)
江戸時代中期(18世紀初頭)
茨木市指定有形文化財
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鐘楼(しょうろう)
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入母屋造り、本瓦葺きで、江戸時代に一般的な方一間吹き放し形式の鐘楼です。現在の梵鐘(ぼんしょう)は新しいものですが、以前、吊られていた永享6年(1434年)の銘を有する梵鐘は、納経所(のうきょうしょ)で見ることができます。

鐘楼
江戸時代中期(18世紀)
茨木市指定有形文化財
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本堂(ほんどう)
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入母屋造り、本瓦葺の本堂です。元禄12年(1699年)の再建当初は方五間堂でしたが、昭和10年に廻縁(まわりえん)を取り込み、現在の形になりました。

本堂
1699(元禄12)年 / 1935(昭和10)年復元・改修
茨木市指定有形文化財
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この写真は総持寺のHPから。

薬師金堂(やくしこんどう)
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寄棟造り、本瓦葺きの金堂。慶安2年(1649年)の『棟札(むなふだ)』から福井村の鋳物師(いもじ)と天王寺大工による造営であることがわかっています。祀られている薬師如来像は鎌倉~南北朝時代のものだそうです。

金堂(薬師堂)
1649(慶安2)年
茨木市指定有形文化財
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如来荒神堂(にょらいこうじんどう)
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一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)、こけら葺の建物です。櫃墨書(ひつぼくしょ)から寛永20年(1643年)の古社殿であることがわかる貴重な建物です。

荒神社(如来荒神堂)
1643(寛永20)年
茨木市指定有形文化財
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宝蔵(ほうぞう)
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校倉(あぜくら)、寄棟造り、本瓦葺の建物です。校木(あぜき)を交互に組んだ互組(ごぐみ)で、大阪府下では極めて数の少ない建物で、四天王寺宝蔵が知られるのみだそうです。

宝蔵(旧御朱印蔵・経蔵)
1643(寛永20)年
茨木市指定有形文化財
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鎮守社(ちんじゅしゃ)
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三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、こけら葺の社殿で保存状態の良好な17世紀前期~中期の建物です。装飾性が豊かで、摂津地域における近世社殿の様式を考える上でも重要な建物です。

鎮守社
江戸時代初期
茨木市指定有形文化財
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庫裏(くり)
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切妻造り、妻入の建物で、大寺院の庫裏らしい大型の建物です。文化元年(1804年)頃に建てられ、奥院(おくのいん)から天保3~9年(~1838年)までに移築再建したものです。

庫裏
1804(文化元)年ころ
茨木市指定有形文化財
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不動堂(護摩堂)
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不動堂(護摩堂)
1843(天保14)年
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閻魔堂(えんまどう)
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閻魔堂
詳細不明
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普悲観音堂
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普悲観音堂
詳細不明
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四国八十八ヶ所の石像が並んでいます。
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大師堂
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大師堂
詳細不明
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東門(ひがしもん)
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一間一戸四脚門、切妻造り、本瓦葺きの門です。南正面の仁王門とは趣きを変え、巡礼街道に面した境内西北に建てられています。門の左右の築地塀(ついじべい)は、もともと練塀(ねりべい)で一部が保存されています。

東門
詳細 : 不明
茨木市指定有形文化財
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他にも見所がいくつか。
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台所の跡です。
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本堂の渡り廊下は中華風の通り門になっています。東門から本堂や仁王門側に行くときにくぐります。
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境内の小高い丘に稲荷神社。
次回は庭園と桜の写真をアップします。

by gipsypapa | 2018-12-24 10:18 | 建築 | Trackback | Comments(2)

水無瀬神宮

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これは5年前の積み残しです。JR京都線の島本駅で降りて島本町立歴史文化資料館(旧麗天館)を見た後、東に歩いて阪急電車の水無瀬駅を目指す途中、遠回りして水無瀬神宮へ立ち寄りました。

水無瀬神宮(みなせじんぐう)は後鳥羽天皇(ごとばてんのう)と土御門天皇(つちみかどてんのう)、順徳天皇(じゅんとくてんのう)を祀る神社。後鳥羽上皇がこの地に水無瀬殿を造営し、水無瀬離宮と呼ばれていました。

承久の乱で隠岐に流されそこで崩御した後鳥羽上皇の遺勅に基づき、1240年(仁治元年)、藤原信成・親成親子が離宮の旧跡に御影堂を建立し、上皇を祀ったことに始まりだとか。

境内には国の重要文化財の客殿と茶室燈心亭。登録有形文化財の本殿、拝殿及び幣殿、神庫、手水舎、神門及び築地塀があります。また「名水百選」に選ばれた「離宮の水」が有名です。

水無瀬神宮
大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24
撮影 : 2013.11.5

神門
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石鳥居をくぐってまっすぐ進むと神門があります。神門は桃山時代(1592年-1596年)の建立で、薬医門形式。石川五右衛門が神社に祀られた名刀を盗みに入ろうとして様子を窺っていたが、神威により門内へも入れず、仕方なく立ち去ったときに残した手形の跡があるとありますが、未確認です。国の登録有形文化財。

門及び築地塀
桃山時代
登録有形文化財

手水舎
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神門を通ると左側に手水舎があります。入母屋造桟瓦葺きで、石製の手水鉢と井戸枠があり、本格的な形式の手水舎として、国の登録有形文化財に指定されています。環境庁認定「名水百選」に選ばれた「離宮の水」を汲みに多くの人が訪れるそうで、この日も何人か見かけました。。

手水舎
大正時代
登録有形文化財

拝殿及び幣殿
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拝殿は入母屋造りの社殿で、北側に庇状の張出しと、背面に幣殿が続いています。土間式で基壇周囲に高欄が廻っています。設計は角南隆(すなみ たかし, 1887-1980)。明治神宮、平安神宮、祐徳稲荷神社や濃飛護國神社など全国の護國神社や、酒田市立図書館#光丘文庫などに携わった社寺建築、神社建築で大正から昭和期に活躍した建築家です。

拝殿及び幣殿
1929(昭和4)年
登録有形文化財
設計 : 角南隆
施工 : 不明
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接続している神饌所。
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拝殿。
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この写真は「文化遺産オンライン」から。

客殿
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水無瀬神宮の客殿は、拝殿の隣りに建つ、桃山時代に建てられた桟瓦葺き入母屋造りの社殿です。周りに低い手すりのある縁側が取り巻いています。大型の社殿ですが地味な外観でした。国の重要文化財。

客殿
桃山時代(1573-1614)年
重要文化財
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神庫
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境内南西隅にあり、切石積みの基礎上に建つ土蔵。正面に石階段、外壁漆喰塗りの建物です。国の登録有形文化財。

神庫
大正時代
登録有形文化財

本殿
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境内南東奥に建つ社殿。見たかもしれませんがそれらしい写真が残ってないので、ネットから借用しています。四方に縁を廻らして脇障子を立てた簡素な意匠に格調を備えた社殿です。京都御所の旧内侍所の旧材を用いて寛永年間に移築したものだとか。国の登録有形文化財。

本殿
江戸初期(1624-1644)年
登録有形文化財

茶室(燈心亭)
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水無瀬神宮の茶室は国指定の「重要文化財」に指定された建物で、水無瀬神宮の庭園にある茶室です。「燈心亭(とうしんてい)」と呼ばれています。御所から移築したもので、後水尾天皇より下賜されたと伝えられる江戸初期の寛永年間ごろの数奇屋風書院で、通常は非公開だそうです。これも見逃したので写真は「文化遺産オンライン」から借用しています。国の重要文化財。

茶室(燈心亭)
江戸初期(1624-1644)年
重要文化財

by gipsypapa | 2018-12-22 08:54 | 建築 | Trackback | Comments(2)

築港赤レンガ倉庫

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8年前に撮った写真がお蔵入りになっていました。大阪を取り上げたついでに、遅まきながらアップします。築港赤レンガ倉庫は大阪港の第1号岸壁に沿って、1923(大正12)年に住友倉庫によって建設された倉庫です。倉庫は貨物線の大阪臨港線を倉庫の間と両脇に引き込む形で建設され]ていました。

その後、1999(平成11)年に倉庫としての役割を終え、管理も住友倉庫から大阪市に移管されましたが、耐震上の問題から、長く構内立入禁止として放置。解体も検討されたとかで、私が訪ねたときはそういう時期だったようです。

耐震補強工事が完了し、2015(平成27)年から民間に委託され、ジーライオングループがクラシックカーの動態保存を行う「ジーライオンミュージアム」になっています。

設計は住友財閥で野口孫市(のぐちまごいち)とともに中之島図書館の設計に携わるなど、多くの建築物を手掛けた建築家の日高胖(ひだかゆたか)。建物は2棟あり、北側の旧2013m、いずれも煉瓦造りです。

築港赤レンガ倉庫
旧住友倉庫
1923(大正12)年
設計 : 日高 胖
施工 : 不明
大阪市港区海岸通2丁目6-39
撮影 : 2010.11.8
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夕暮れ時が近く、くすんだ色合いになっています。
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住友の#ロゴ。
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今は分かりませ4んが、このときは中央に搬出入口が開いていました。
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これ以降は現在の「ジーライオンミュージアム」の写真をネットから借用します。
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カフェやレストランもあるようです。
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by gipsypapa | 2018-12-21 09:10 | 建築 | Trackback | Comments(4)