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ボン・ヴィヴァン伊勢神宮外宮前店

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今回の伊勢市訪問の目的はここボン・ヴィヴァンでのランチでした。1909(明治42)年に建てられた宇治山田郵便局舎が手狭になったため、その隣に電信電話事務を行う分室を1923(大正12)年に増築したものです。なお宇治山田郵便局舎は白石圓治の設計の重要文化財で、今は博物館明治村に移築されています。

純白の外壁に縦長窓を整然と並べ、赤い瓦屋根を載せた外観は華やかな洋風建築。コの字の形状で真ん中に洋風庭園があるお洒落な意匠はドイツの民家を意識したとそうです。現在はボン・ヴィヴァン伊勢神宮外宮前店というフランス料理店になっています。

設計は逓信省営繕課で京都中央電話局上京分局(現・カーニバル・タイムズ)や旧大阪中央郵便局、旧東京中央郵便局を設計し、このブログでも数多く取り上げた吉田鉄郎(よしだ てつろう 1894 - 1956)。煉瓦造り、平屋建て。

ボン・ヴィヴァン伊勢神宮外宮前店
旧山田郵便局電話分室
1923(大正12)年
設計: 吉田鉄郎
施工 : 清水組
三重県伊勢市本町20-24
撮影 : 2018.4.17
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予約していたので、雨模様でしたがやってきました。
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このころは雨が止んでいたので、お昼を頂いたらあちこちの建物探索をと考えていましたが、
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そう甘くはなく、出た頃には本降りになってしまいました。
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白い外壁なので、分かりにくいのですが実は煉瓦造りです。
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北側から入りましたが、南側、外宮前の大通りからも敷地に入ることが出来ます。
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フレンチレストランですが、軽めの食事が出来るブラッスリー (Brasserie)を予約していました。
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ボン・ヴィヴァン(bon vivant)は人生を楽しむ人のことで、一般的にはよく食べよく飲む人を指すとか。
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コの字型の建物で、美しい中庭があります。
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設計者の吉田鉄郎氏はモダニズム、つまり過剰な装飾を廃したスタイルで有名ですが、これは異質です。
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屋根の形や洋瓦の色など印象的なデザインです。
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美しい洋風庭園の中庭に面して木造吹き放ちの回廊。
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突き当りがフレンチレストラン。
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手前のブラッスリーに入りました。
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内部もレトロな雰囲気。
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ワンプレートランチを予約していました。
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お昼なのでこの量で十分です。
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反対側にある「The Kagura Salon」と「うみ やま あびだ ミュゼ ギャラリー」は自由に入れました。
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文化財登録がされていないのが不思議な優れものです。
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外宮側から。左手前に見える郵便局がある位置は、今は明治村に移設された宇治山田郵便局舎があったところ。


by gipsypapa | 2018-10-31 08:15 | 建築 | Trackback | Comments(4)

伊勢市の神都印刷株式會社

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宇治山田駅から、さらに西に進むと、大型の和風建築のファサードを洋風のモルタル造りにした、典型的な看板建築を発見。「神都印刷株式會社」がレトロです。この手の看板建築は大正から昭和初期に全国的に流行しました。木造2階建て。

神都印刷株式會社
昭和初期か
設計・施工 : 不明
三重県伊勢市岩渕1-15-4
撮影 : 2018.4.17
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ストリートビューが脇の路地の奥まで入り込んでいます。
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平屋建てのいかにも町工場らしい建物が背後につながっていますね。
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印刷工場としては大きな建物です。

by gipsypapa | 2018-10-30 08:42 | 建築 | Trackback | Comments(0)

伊勢市の箕曲中松原神社(みのなかまつばらじんじゃ)

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宇治山田駅から西に伊勢神宮外宮方面に進むとすぐのところにある箕曲中松原神社(みのなかまつばらじんじゃ)。創祀年代は分かっていませんが、古くから大歳神(おおとしのかみ)を祀っていたとされ、少なくとも平安期には既に存在していたと考えられている古い神社です。古くは「大歳社」「中松原社」「美野社」などと呼ばれていたそうです。

箕曲中松原神社
詳細 : 不明
三重県伊勢市岩渕1-14-25
撮影 : 2018.4.17
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仮設小屋のような手水舎。
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本殿です。
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境内には伊勢豊受稲荷神社(いせとようけいなりじんじゃ)もあります。
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社務所らしき建物に猫が座っていました。
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何の説明もない由来不明の岩。
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境内の中央に板塀に囲われた大楠があります。
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神社の神木で樹齢は推定800年です。
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by gipsypapa | 2018-10-29 08:14 | 建築 | Trackback | Comments(2)

宇治山田駅前の真和真珠

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宇治山田駅を出たらすぐ南側に古い町家建築があります。「真和真珠 SHINWA PEARL CO.LTD」の表札。伊勢といえば真珠で有名なので、かつては真珠を取り扱っていたのでしょうが、今は営業していません。木造2階建て。

真和真珠(株)
詳細 : 不明
三重県伊勢市岩渕2-2-29
撮影 : 2018.4.17
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「伊勢有料駐車場事務所」の表札もありますね。4月としては季節はずれの「笑門」のしめ飾り。
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by gipsypapa | 2018-10-28 10:05 | 建築 | Trackback | Comments(2)

近鉄宇治山田駅

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一度は訪ねてみたかった伊勢へ日帰り旅行をしました。行きたいところはたくさんあったのですが、あいにくの雨模様。後で出てくるレストランでランチを予約していたので、キャンセルできずに強行しました。結局、雨は強くはありませんが降り続いたので、伊勢神宮などはパス。それでも見たかったもののうち3箇所は見てきました。

まずは宇治山田駅。伊勢神宮外宮の最寄り駅で、駅舎は近鉄の前身会社の一つ、参宮急行電鉄の終着駅として建設されました。間口は約120mの幅広の3階建ビルで、南西の端に塔屋があります。外観はスパニッシュ様式で、外壁はクリーム色のタイル貼りにテラコッタを使い豪華な設計。

内部のコンコースは広々とした、2階までの吹き抜けに花形の照明や八角形の窓をあしらった豪華で荘厳な雰囲気の駅舎です。団体待合室や食堂など、多数の参詣客に対応できる機能的な設計にもなっています。設計はもと鉄道省建築課長で、南海ビルディング(南海難波駅)も手がけた久野節(くの みさお、1882 - 1962)。国の登録有形文化財の鉄骨鉄筋コンクリート造り、3階建て、塔屋付。

近鉄宇治山田駅舎
旧参宮急行宇治山田駅舎
1931(昭和5)年
設計 : 久野節
施工 : 大林組
三重県伊勢市岩渕2-1-43
撮影 : 2018.4.17
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2階の改札を出ます。
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1階の吹き抜けコンコースへ。
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八角窓や花形の天井照明が華やかです。
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臨時待合室への階段。以前、テレビで見た安倍首相が時間待ちした貴賓室はここかも。天皇やその他の貴人もここで休憩したんでしょう。
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外は小雨です。
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駅前に「渡会府庁跡(わたらいふちょうあと)」の看板。
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大政奉還のとき、廃藩置県の号令の前に出来た渡会府があった場所です。
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天気がいい日の写真をウィキペディアから借用します。


by gipsypapa | 2018-10-26 08:34 | 建築 | Trackback | Comments(6)

日本基督教団田辺教会

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これも5年前の積み残しです。教会堂は赤い屋根に純白のモルタル仕上げの壁に半円アーチ窓が並ぶなど、典型的なプロテスタント教会の意匠になっていますが、古くはなさそうです。木造平屋建て。

日本基督教団田辺教会
詳細 : 不明
和歌山県田辺市上屋敷1-5-10
撮影 : 2013.11.27
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これで和歌山編を終わり、次回から伊勢市です。

by gipsypapa | 2018-10-25 08:05 | 建築 | Trackback | Comments(0)

田辺市の鬪雞神社

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これまで和歌山をアップしてきたので、5年前の積み残しをやります。和歌山といっても和歌山市ではなく田辺市です。まずは鬪雞神社。訪ねたときから重要文化財の社殿なのは知っていましたが、当時は和風建築は取り上げていなかったので、積み残しになっていました。

鬪雞神社(とうけいじんじゃ)は,熊野参詣道の大辺路沿いにある神社で,元暦元年(1184)に紅白の鶏を闘わせて源平合戦を占った故事から、かつては「鶏合権現」といわれ、地元では権現さんとして親しまれています。

社殿群は東より西へ西殿、本殿、上殿、下殿、八百萬殿の6棟が横一列に並ぶ構成になっています。その社殿形式や配置は熊野本宮の伝統形式をよく伝えていて、紀南地方における近世社寺建築の展開を理解する上で,高い価値を有しているとして、6棟が国の重要文化財に指定されています。また鬪雞神社は、2016年10月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。

鬪雞神社
江戸中期
重要文化財
設計・施工 : 不明
和歌山県田辺市東陽1-11
撮影 : 2013.11.27
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本殿は1661(寛文元)年建立の重要文化財。
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拝殿。詳細不明です。先ほどの本殿は柵の向こう側にあって、近づけませんでした。参拝はここから。
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湛増と弁慶の像。弁慶は知る人ぞ知る、ここ田辺の人。湛増・弁慶の父子が鶏合せで源平合戦を占ったとか。
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ウィキペディアの写真です。手前から中御殿1748(延享5)年・上御殿江戸時代前期・本殿1661(寛文元)年・西御殿1737(元文2)年。
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手前から中御殿1748(延享5)年・下御殿江戸時代・1748(延享5)年・八百萬殿1748(延享5)年。
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ネットにあった闘鶏の像。これは気づきませんでした。
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文化遺産オンラインの本堂の写真。

by gipsypapa | 2018-10-24 08:55 | 建築 | Trackback | Comments(2)

粉河とんまか通り

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JR粉河駅から粉河寺に向かい県道124号粉河寺線を歩いて北上しました。20分弱で到着します。県道124号は、粉河駅の南側を東西に走る国道24号と粉河寺を結ぶ事を目的とした観光道路として整備された道路。この道路は「粉河とんまか通り」ともよばれ、春には「粉河とんまか雛通り」が開催されるとか。

和歌山県紀の川市粉河
撮影 : 2018.3.27
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JR粉河駅。和歌山駅と奈良県の王寺駅を結ぶJR西日本の和歌山線の駅です。
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駅の北口から粉河寺に向かう道は2車線の広い道。
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現在は参道になっています。昔からそうだったのかは分かりません。両側にいくつか古い商家風の住宅があります。
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この望楼みたいなものを中心に載せた町家は立派です。
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他にも古そうな町家があります。
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春には「粉河とんまか雛通り」が開催され市内約60か所に、さまざまなお雛様が飾られるとかで、これも通りのショーウィンドウです。
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横長の町家に「桃谷政次郎記念館」の看板がありました。大阪市に本社を置く「桃谷順天館」の創業の地で、創業者である桃谷政次郎氏の記念館でした。非公開らしいです。

桃谷政次郎記念館
和歌山県紀の川市粉河2147
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これ以降も他の町家です。
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粉河寺大門の近くある天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)。天正年間(1573 - 1593年)に藤堂高虎が氏神として崇敬した神社だそうです。高虎が伊勢へ転封の際に、現社殿を改築したと伝えられているそうなので、江戸初期建立の可能性がありますが、確認できませんでした。一見、新しそうです。

天照皇大神宮
和歌山県紀の川市粉河2090
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神木といわれる大楠。樹令千年余と推定される天然記念物です。
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和風建築だけじゃなく変わった洋風建築もあります。
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JR粉河駅に戻り、和歌山線で再び和歌山へ。そこで乗り換えて大阪に戻ります。

by gipsypapa | 2018-10-23 09:23 | | Trackback | Comments(2)

粉河の十禅律院

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十禅律院(じゅうぜんりついん)は粉河寺の本堂から北東に進んだところに建つ天台宗安楽律院派の仏教寺院。本尊は阿弥陀如来です。元来は平安時代の正暦元年(990年)石崇上人によって創建された、粉河寺の塔頭(たっちゅう)十禅院でした。

江戸時代後期に紀州藩10代藩主の徳川治宝(とくがわ はるとみ 1771-1853)が天台宗の寺院に改宗して、十禅律院として創建したそうです。

十禅律院
江戸末期(文政年間)
和歌山県指定有形文化財
設計・施工 : 不明
和歌山県紀の川市粉河2849
撮影 : 2018.3.27
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粉河寺の東側を歩いていて、一風変わった門を発見したので、行ってみることに。
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築地門。いわゆる竜宮造り門で、 1825(文政8)年建立です。 和歌山県指定有形文化財。
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「宝鐸墜」の題字は徳川治宝直筆だそう。読み方がわかりません。後に東大寺の覚峯が建立した宝鐸院の堂塔を飾る宝鐸を地中に発見した場所らしいです。
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ここでも桜が満開。
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本堂前の庭園。面白い形に剪定されています。
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本堂は 1829(文政12)年建立の総欅造りで屋根は入母屋造り。和歌山県指定有形文化財です。
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「薦福殿」の題字は徳川治宝直筆。「せんふくでん」?
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本堂の両側の腰には透かし彫りがあります。
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隣にあるのは護摩堂です。宝形造りで 1818(文政元)年建立の和歌山県指定有形文化財。
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宝珠は粉河の鋳物師、峰屋正勝の作だそうです。
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築地門と本堂の間に庫裏があります。江戸後期に立てられた和歌山県有形文化財。
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拝観入口の看板があったので、何の気なしに入ることに。
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拝観料は200円でした。
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着座の間。徳川治宝が座った座敷です。
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掛け軸の「薦福殿」も徳川治宝直筆。
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庫裏ですが、徳川家の別邸みたいなものだったのでしょうね。
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座敷を見たあとは通路を通って本堂へ。
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徳川なので三つ葉葵。
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通路の釣鐘が下がっているところは花頭丸といい、通路の屋根から突き出ています。これは後で。
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本堂中央の須弥壇には本尊の阿弥陀三尊。
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再び庫裏へ戻って、庭が一望できる縁側へ。
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洗心庭という座視式日本庭園で枯山水の庭。
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左に本堂と釣鐘があった花頭丸が見えます。
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和歌山県と大阪府の境にある和泉山脈の山々を借景しているそうですが、今は手前に竹やぶが茂ってほとんど見えません。
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庫裏に入らないと見ることが出来ない美しい日本庭園でした。危なく見逃すところでした。
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庭から見た庫裏。ネットの写真を借用しています。
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動画で案内しておられる女性は、私たちが訪ねたときと同じ。寺の成り立ちから、檀家がないそうで、建物や庭園の維持管理が大変らしいです。このまま引き継いでいって欲しい素晴らしいお寺でした。

by gipsypapa | 2018-10-22 09:33 | 建築 | Trackback | Comments(2)

粉河産土神社

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本堂のさらに上にある粉河産土神社(うぶすなじんじゃ)。粉河寺の鎮守社であり1200年を超える縁起を誇る古社で、「たのもしの宮」と呼ばれています。

粉河産土神社本殿
江戸中期
紀の川市指定文化財
設計・施工 : 不明
和歌山県紀の川市粉河2788
撮影 : 2018.3.27
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本殿は第一殿と第二殿と同寸法 同形式で並列になっているそうですが、手前の第二殿しか見えません。
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鮮やかな色使いの春日造りの社殿です。
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本殿は江戸中期の建立で紀の川市指定文化財。
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境内には他にもいくつかの社殿が並んでいます。まず、天福神社。
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護国神社
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永代神社は五社を祀っています。
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粉河白山神社。明治39年に白山比咩神社より勧進。
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粉河稲荷神社。稲荷神社は全国共通でいろ鮮やかです。
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そしてお狐。
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カエルの親子は珍しい。
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狛カエル?カエルより小さい牛もいますが・・・
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なぜか孔雀がいました。

by gipsypapa | 2018-10-21 08:35 | 建築 | Trackback | Comments(2)