2020年 02月 06日 ( 1 )

巨鼇山 清見寺

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沼津から清水港の途中にある清見寺(せいけんじ)は、静岡市清水区にある臨済宗妙心寺派の寺院で山号は巨鼇山(こごうさん)。寺伝では奈良時代の創建とか。鎌倉時代に禅寺として復興し、足利尊氏や今川義元の帰依を受けて繁栄しました。その頃には徳川家康は今川氏の人質として、この寺の住職、太原雪斎に師事し、当寺で勉強していたそうです

。江戸時代には徳川氏の庇護を受けたほか、東海道の清見関があった交通の要所でした。また駿河湾を望む風光明媚な高台にあり、東海道の目の前にあることから、朝鮮通信使や琉球使の接待がここで行われ、国の史跡に指定され、また庭園も国の名勝に指定されています。

巨鼇山 清見寺
江戸初期
設計・施工 : 不明
静岡市清水区興津清見寺町418-1
撮影 : 2019.12.16
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寺の境内を東海道本線の線路が横切っています。線路の手前にある総門。総門に掲げられている『東海名區』の扁額は、朝鮮人の錦谷居士筆によるものだそうです。
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今の境内の入り口の山門は線路を弧線橋を渡った高台にあります。
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慶安4年(1651年)に建築されたもの。
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山門の設計は左甚五郎の弟子で、釘を一本も使ってないのが、この山門の特徴だそうです。
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仏殿は天保13年(1842年)の再建。正面には釈迦如来の坐像、両脇に迦葉、阿難の両尊者の像が安置されているとか。
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咸臨丸(かんりんまる)記念碑。清見寺のHPでは「明治維新の際、清水港に於いて咸臨丸が明治政府の軍艦に砲撃され、20余名は格闘したが殺され官軍に海に投げ込まれた。その霊をあわれみ明治20年榎本武揚らが清見寺において4月17日、記念碑の除幕と法要を営んだ。」とあります。
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大玄関は唐破風造りで、元和2年(1616年)に徳川家康の3女正清院の寄進で建立されました。
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仏殿の東に建つのは大方丈。文政8年(1825)に改築され、内陣には十一面観世音菩薩の坐像が安置されています。
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石畳が美しい境内です。
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鐘楼。文久3年(1863年)の改築です。麓鐘は正和3年(1314年)の鋳造です。
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大方丈の入り口は、直角につながる2階建ての建物にあります。この部分の名称はわかりませんでした。いわゆる庫裡かもしれません。
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2階に上がることができました。法事が終わった後のようです。
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2階からの眺め。大方丈が見えています。
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鐘楼が眼下に。部屋の蛍光灯がガラスに写ってしまいました。
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ネットにあった電車が通過する写真を借用しています。

by gipsypapa | 2020-02-06 08:37 | 建築 | Trackback | Comments(0)