2019年 08月 19日 ( 1 )

妙心寺 退蔵院(その1)方丈

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退蔵院(たいぞういん)は臨済宗妙心寺派大本山、妙心寺の塔頭です。妙心寺の山内には40弱の塔頭がありますが、退蔵院はそのうちでも屈指の古刹として知られています。境内には、初期水墨画の代表作である国宝「瓢鮎図」(見ることができるのは模本)や史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」、そして四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」などがあります。

妙心寺 退蔵院
京都市右京区花園妙心寺町35
撮影 : 2019.7.10
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山門は江戸中期に建設された、当時は高貴な薬医にしか与えられなかった御屋敷門の形式「薬医門」で、京都府の有形文化財です。
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山門を入ると正面の庫裡に受付。境内マップにあるように、奥に方丈があるようです。
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庫裡の左側の露地を進みます。
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瓦も面白い。
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ナマズがいますが、この理由はすぐにわかりました。
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突き当たり。
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右が方丈の玄関「大玄関」です。唐破風造りの様式は、破風が横方向に直線になっていて、ちょうど袴の腰のようになっていることから「袴腰(はかまごし)造り」と呼ばれています。国の重要文化財。

大玄関
江戸時代初期
重要文化財
設計・施工 : 不明
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玄関を入ると方丈です。応仁の乱後、桃山時代に再建されました。内部の襖絵は狩野光信の高弟であった狩野了慶の筆によるもので、桃山後期の優れた遺品といわれます。(内部は通常非公開)。これも国の重要文化財。

方丈
1602(慶長7)年
重要文化財
設計・施工 : 不明
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方丈の南側の前庭。蓮の鉢植えが並んでいます。この庭も後で出てくる「元信の庭」との関係はわかりませんでした。
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江戸時代には宮本武蔵もここに居して修行したとか。
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縁側に国宝に指定されている『瓢鮎図(ひょうねんず)』のレプリカが置いてあります。この絵は山水画の始祖といわれている如拙が、足利義持の命により心血注いで描き、現存する彼の作品の中で最高傑作といわれています。ガラスのある額に入っているので、うまく撮影できませんでした。ネットの写真を借用します。
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ただでさえ捕まえにくいナマズを、瓢箪で捕まえようとしている絵です。
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縁側の両端にある杉戸絵。襖絵と共に桃山時代から江戸時代初期の画家、狩野了慶の作だそうです。
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方丈は普段は入ることができませんが、期間限定で公開されるそうです。これ以降の写真はネットから借用しました。
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襖絵は狩野了慶松の図。
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次回から3つの庭園をアップします。

by gipsypapa | 2019-08-19 08:46 | 建築 | Trackback | Comments(2)