2019年 07月 18日 ( 1 )

渉成園 枳殻邸(その2)

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渉成園(しょうせいえん)は真宗大谷派の本山・東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地です。寛永18年(1641年)に徳川家光から宣如上人(東本願寺第13代)に寄進され、承応2年(1653年)に石川丈山(いしかわ じょうざん)によって書院式の回遊庭園として作庭されました。国の名勝に指定されています。

渉成園 枳殻邸
江戸時代初期
名勝
作庭 : 石川丈山
京都市下京区東玉水町300
撮影 : 2019.5.24
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回棹廊

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回棹廊(かいとうろう)は印月池の北岸の丹楓渓(たんふうけい)と北大島に架かる木橋です。檜皮葺きの屋根の中央には唐破風屋根を西に向けています。

回棹廊
1884(明治17)年頃再建
設計・施工 : 不明
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縮遠亭
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北大島に渡ると縮遠亭(しゅくえんてい)という茶室があります。西側の石段を上がると、正面が茶室と四畳の間で、そこから斜めに板の間が続き、その南側に三畳の上段の間があります。上段の間は高床の舞台造りという興味深い建物です。

縮遠亭
1884(明治17)年頃再建
設計・施工 : 不明
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板の間の向こうに紫藤岸(しとうがん)が見えています。藤の花は見えません。遅すぎたかも。
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三畳の広さしかない上段の間は高床です。
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すぐ横にある塩釜の手水鉢は、鎌倉時代の石造り宝塔の塔身だったもの。全国の庭にある塩釜の手水鉢の元になったものだとか。
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印月池のもう一つの南大島は、臥龍堂(がりゅうどう)と呼ばれています。昔、この島にあった鐘楼堂の名前でした。
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安政の大火で焼失して、今は礎石だけ残っているそうです。
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一面に蓮が広がっています。水面から頭を出しているので蓮かと思いましたが、睡蓮だそうです。
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印月池の北岸の丹楓渓側から眺めた侵雪橋(しんせつきょう)を渡ります。緩やかな木造の反橋です。
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印月池の西岸に来ました。
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漱枕居
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西南の端にはもう一つの茶室の漱枕居(そうちんきょ)があります。建物自体が池に張り出していて、池を巡る舟に乗り降りできるように床を更に池に向けています。四畳半と三畳の間と土間があるそうです。パンフレットによると、既に紹介した、縮遠亭が飯店、代笠席が茶店で、この漱枕居は酒店という「煎茶三席」がそろう珍しい例だそうです。

漱枕居
1865(慶応元)年
設計・施工 : 不明
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もらったパンフレットから。



by gipsypapa | 2019-07-18 08:28 | | Trackback | Comments(2)