2019年 04月 14日 ( 1 )

知覧麓武家屋敷 知覧型二ツ家民家

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知覧の武家屋敷通りには名勝の七つの庭園のほかにも、見所があります。その一つは二ツ家民家。知覧武家屋敷の中でも最も独創的な建物です。二ツ家の中で、特に知覧だけにみられる二ツ家は、二つの屋根の間に小棟をおいてつなぎとした造りです。

南九州の民家は,現在でも南西諸島で見られるように,オモテ・ナカエ・ウマヤ・便所・風呂場が独立した分棟型が基本でした。オモテとナカエを連結させた建物として,棟と棟をつなぐ小棟の形状がが知覧独特であることから,知覧型二ツ家と呼ばれています。

知覧型二ツ家民家
旧有村家住宅
江戸末期 / 1982(昭和57)年移築
南九州市指定有形文化財
鹿児島県南九州市知覧町郡6232
撮影 : 2019.3.11
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建物は昭和57年に知覧町の瀬世中集落から、ここ知覧重伝建地区内に移築された農家です。
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九州南部に多い分棟型の民家ですが、屋根と屋根の間を雨樋で繋がずに小棟を直交させて繋ぐ手法は、この地域独自のもので特に「知覧型」というそうです。
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現存する知覧型二ツ家民家は伝建地区内に2棟、市内に1棟の合計3棟あるとか。
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ここにもサツキの小さな庭があります。
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隣にある休憩処『川口茶舗』。知覧は知覧茶の産地です。「げたん」や「あくまき」という半生菓子も販売しています。これ以降の写真はネットから借用しています。
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「げたん」。黒砂糖、鶏卵を主原料にした生地を焼き、黒糖をしみこませたもの。菓名は下駄の歯の意味だとか。
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手前が「あくまき」。粽(ちまき)の原型に近いお菓子。古くから薩摩ではの携行食として用いられたそう。



by gipsypapa | 2019-04-14 07:58 | 建築 | Trackback | Comments(2)