JR門司港駅

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 旧門司駅。門司レトロの陸の玄関口です。鹿児島本線の北の終着駅ですから、ヨーロッパのターミナル駅のような頭端式の駅(線路が行き止まりになっているため、頭端式ホームの駅を経由してさらに他の方面に向かう列車はスイッチバックを強いられる)になっています。

 木造ながらモルタルを塗って石造りに見せたネオルネサンス様式の美しい建物で、駅舎としてはわが国最初の重要文化財。ドイツ人技師ヘルマン・ルムッシュテルの指導で建てられました。

 大正時代を再現した切符売り場、 待合室など、門司レトロを意識した意匠を残しています。 左右対称の姿は、九州の起点駅としての門をイメージしたとか。重要文化財の木造2階建て、銅板葺。

JR門司港駅
旧門司駅 1914(大正3)年
重要文化財
北九州市建築文化賞
設計 : 鉄道院九州鉄道管理局工務課
施工 : 菱川組
北九州市門司区西海岸1-5-31
撮影 : 2008.5.2 & 5.3
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 イタリアのテルミネ駅をモデルにしたと言われるネオ・ルネッサンス様式の重厚な構え。
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 建物周辺部は木造の板張りに鉄道駅らしい鉄骨の構造物です。
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 自動改札の設置には「レトロなイメージを壊す」として地元から反対意見が多数出たそうでが、うまく処理されて違和感はありません。
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 用途は昔と違うようですが、当時のままの部屋があります。
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 駅開発当時から使用されている洗面所、青銅製の手水鉢、上水道など歴史的資産が今も使われているのが素晴らしい。
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         「幸福の手水鉢」                                 「帰り水」
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 頭端式2面4線のホームの地平駅。
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by gipsypapa | 2008-09-19 13:55 | 建築
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