軽井沢の別荘群

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 軽井沢は明治中期にA.C.ショウという英国生まれのカナダ人宣教師によって開かれた避暑のための別荘地。ショウ氏は内外の知名人に軽井沢が夏は涼しく、健康によいと紹介したため、友人達である宣教師の別荘が年を追って建ち始めました。現在は、日本で有数の避暑地として知られ、四季を通じての静養の地となりました。特に夏場は観光客が多く訪れ賑わっています。

 軽井沢には明治後期から昭和初期にかけて建てられた別荘が多く残っていて、樅の林、高原の花の中に散見する木造の建物は、まるで別世界にいるような気分にさせられます。

 撮影 : 2006.7.15 & 16
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 1枚目と2枚目の写真は1910(明治43)年の初期別荘番号「北の1番」、旧マデン別荘。
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 なぜか斜面に水車のある別荘が。
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 木々の間から見える数多くの素敵な建物。
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 暖炉などからの排気に浅間石を使った建物もよく見かけます。
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 この辺の大規模別荘は新しいようです。
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 今でも外国人が集まる一角「チームセンター」の入口にある建物。ほとんどの建物は個人の所有ですから、設計者、建築年などの詳細はわかりません。

 以下は、比較的由来のわかるW.M.ヴォーリズ氏設計の建物。彼は滋賀県の近江八幡に自宅を構えていましたが、夏は軽井沢を第2のベースに設計を行っていたので、ここに数件の作品が残っています。
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 軽井沢ヴィラ(近江兄弟社寮) 1929(昭和5)年
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 青葉幼稚園山荘(アームストロング別荘)1920(大正9)年
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 片岡邸(Dr.鈴木の診療所)1936(昭和11)年
by gipsypapa | 2008-04-11 10:52 | 建築
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