内子座

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3年以上前、四国を旅行した時に、立ち寄りました。愛媛県の内子町は、江戸後期から明治時代にかけて、和紙と木蝋で栄えた町で、当時の面影を残す八日市・護国地区の町並みが、今も美しい佇まいを見せ、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

 中でもこの内子座は、大正5年に建築された本格的な歌舞伎劇場で、現在も芝居やコンサート、寄席などに利用されています。枡席や回り舞台、奈落などが昔のまま残る劇場。木造2階建て、地下奈落。

内子座
1916(大正5)年
設計 : 長曽雄熹
施工 : 西岡暹 
愛媛県内子町内子2102
撮影 : 2004.9.24




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 大正時代を喚起するような看板。
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 こちらは現代の出し物。歌舞伎もありますが、結構有名な芸能人がいますねぇ。
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 内部の見学は有料ですが、安かったと思います。
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 都会では少なくなった典型的な芝居小屋。福岡県飯塚市の嘉穂劇場もそうですが、土地の人々の熱意によって支えられている貴重な財産です。
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 昔の街道が残る内子の町並み。
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 通りの古い店の看板です。「酢卵」という聞きなれない名前。飲み物のようですが、何でしょう?
by gipsypapa | 2008-03-23 21:52 | 建築
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