京都大学・百周年時計台記念館

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 京都大学の建築学科初代教授だった武田五一が設計し、大正14年(1925年)に完成した京大キャンパスを代表する建物です。外観は格調高い風格を備え、歴史的にも貴重な存在。
 かっては法経学部の講義施設、近年は本部事務局として歩んできた四面時計塔は、白い針と菊文様、ローマ字が文字盤で 80年近く京都大学吉田キャンパスのシンボルとして親しまれてきました。
 その後、この本部本館は、 保存と保持のために百周年時計台記念館として平成15年に新たな世紀を刻む時計塔として再生されました。
 北側の文字盤の下には時を知らせる鋼鉄製の鐘が付いており、 8時、12時、18時に鳴ります。

京都大学・百周年時計台記念館
旧京都帝国大学本部本館
1925(大正14)年/2003(平成15)年改修
設計 : 武田五一・永瀬狂三・坂静雄
施工 : 直営・清水組・山虎組
京都市左京区吉田本町
撮影 : 2006.11.23 & 2007.7.6
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 当時最新の鉄筋コンクリート構造を採用。京大の中でも極めて初期のRC建物になります。表面の仕様は白い石とタイル貼り。
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 「京都大学百周年時計台記念館」の横には「京都大学大学文書館」というプレートも。
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 この建物はいつも開放されていて、一般の見学者も自由に出入りができます。
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 正面の楠は1934年の室戸台風で折れた初代の後に植えられた二代目だとか。
by gipsypapa | 2007-08-18 22:57 | 建築
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