京都の南禅寺水路閣

京都の南禅寺水路閣_c0112559_16133657.jpg
 琵琶湖疏水事業は、東京遷都のため沈みきった京都に活力を呼びもどすために明治18年に着工し明治23年に完成しました。その一環として施工された水路橋が南禅寺の境内を横切っていて、寺の景観に溶け込み観光名所になっています。

南禅寺・水路閣 1886(明治21)年
国史跡
設計 : 田邊朔郎
施工 : 不明
京都市左京区南禅寺境内
撮影 : 2007.3.11
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16193864.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16201175.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16204075.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_1621228.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16212728.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16215817.jpg
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16223624.jpg
 明治の中頃ですから、まだ鉄筋コンクリートの技術はなく、必然的に煉瓦造りになるわけですが、その反面、歴史を感じて建造物として残したくなるわけです。
 この日はまだ3月上旬。光が弱く、木々の緑もまだなので、寒々しい感じに写ってしまいました。少し時期的に早すぎました。
京都の南禅寺水路閣_c0112559_16253659.jpg
 水路ですから数ある煉瓦アーチの上は水が流れています。
京都の南禅寺水路閣_c0112559_1627293.jpg
 昔の人は何年もかけて煉瓦を積み、はるばる琵琶湖から水を引いたのです。頭が下がります。
by gipsypapa | 2007-05-08 16:31 | 建築
<< 日本聖公会 福島ステパノ教会 京都の革島医院 >>