早春の富田御坊 本照寺

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いつもの本照寺(ほんしょうじ)です。本照寺は浄土真宗本願寺派の仏教寺院で、富田御坊(とんだごぼう)ともいわれています。

室町時代以前は普門寺のいわゆる塔頭(たっちゅう)だったとか。また秀吉の中国大返しのときに普門寺で落ち合った秀吉の軍が山崎の戦いの前夜にここに本陣を張ったといわれています。

江戸時代になってからは周囲に寺内町を形成し、現在もその町並みをとどめている地域です。本堂は1798(寛政10)年の再建で、山門、東門、鐘楼とともに市の有形文化財に登録されています。

富田御坊 本照寺
1798(寛政10)年
設計・施工 : 不明
大阪府高槻市富田町4-4-27
撮影2012.3.26 & 4.10
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摂津名所図会の本照寺。今は枯れてしまった天然記念物だった「富寿栄(ふすえ)の松」が描かれています。上から右へ広がって、橋が架かっているのは桜の筒井池です。
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山門手前に冷泉入道前大納言の石碑が立っています。ネット情報では、公家で歌人の冷泉為村(れいぜいためむら)のことだとか。為村の母は、本照寺の住持・寂恩(じゃくおん)の娘だそうです。
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3月26日の参拝です。手水舎。コロナ禍で水を止めている寺社が多いのですが、ここは龍が水を吐いていました。
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ピンクの花。桜?アンズ?
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これはモクレンでしょうか。
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紅梅かボケの花。Googleの画像検索でも、特定できません。とにかく花音痴なのです。
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板石三百枚。西五百住の田村さんが寄進したのでしょう。敷石や庭に使われていますね。
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庭園の日差しが春。もう少ししたらスイレンが見れるでしょう。
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これ以降は4月10日です。
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by gipsypapa | 2021-04-22 08:13 | 建築
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