高槻市の三輪神社(その1)

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三輪神社は先にアップした普門寺のすぐ傍にあり、かつては普門寺の鎮守だった神社。大己貴命(おおなむちのみこと)を祀り、大和国三輪山に鎮座する大神(おおみわ)神社から勧請したと伝わっています。

資料や棟札から、寛永16年(1639)に普門寺の龍渓禅師により再興され、寛延2年(1749)に社殿が修復されたことがわかっています。

富田は、江戸時代の初めから酒造りが盛んだった町で、24軒もの造り酒屋があったといい、三輪神社は今も酒の神様を祀る神社として参拝者が多く訪れるところです。なお、江戸時代から続く造り酒屋は寿酒造清鶴酒造の2軒のみになっています。

境内には本殿、合の間、拝殿で構成される社殿や絵馬所、末社春日社、灯籠、狛犬など江戸時代の建物や石造物が多く残っています。

三輪神社社殿
江戸時代
高槻市有形文化財
設計・施工 : 不明
大阪府高槻市富田町4-14-14
撮影 : 2019.11.12 & 26
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東側が今の表門。ここから入り右へ。
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石鳥居の正面は拝殿。御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)。地元では、大黒さんの愛称で親しまれています。
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懸魚がネットで覆われています。
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狛犬も江戸時代のもの。
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屋根に鳩がとまっています。時間帯によってはすごいことに。これは後で。
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一番背後にある本殿の側面。板が張ってあります。
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南側には社殿に向かって横から入る参道。こちらの方が参道らしい佇まいです。
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11月の下旬で、少し紅葉しています。
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拝殿の東側には柵で囲われた広場があります。
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庭のようですが、何もありません。
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これは今年の初詣のときに撮った写真。鳩が多い神社です。
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社殿の裏側。普門寺の参道から入るとここに出ます。
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摂津名所図会に掲載された三輪神社。江戸中期の境内です。左上、つまり普門寺側に表門がありますが、今はありません。

by gipsypapa | 2020-01-14 08:41 | 建築
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