普門寺「観音補陀落山の庭」

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普門寺は、明徳元年(1390)に開創された禅寺です。普門寺(ふもんじ)は、大阪府高槻市富田町にある臨済宗妙心寺派の寺院。

江戸時代初期に作られ、国の名勝に指定された枯山水の観音補陀落山の庭は、正保年代(1645 - 1648)年ころの寺観整備のときに作られたもの。作庭者は小堀遠州の高弟だった玉淵坊日首(ぎょくえんのぼうにっしゅ)です。ちなみにこの庭園が1981(昭和56)年に国の名勝に指定され、その後の2000(平成12)年に境内のほぼ全域が国の名勝に追加指定されたそうです。

玉淵坊は京都の妙蓮寺の僧で、妙蓮寺の十六羅漢石庭をはじめとして、知恩院方丈庭園、慈照寺庭園などを作庭し、桂離宮の造営にも参画したと伝えられているそうです。普門寺の庭は京都の桂離宮「天の橋立」と同時期に作成されたと考えられていて、桂離宮の造園の習作だったのかもという説明を受けました。

慈雲山 普門寺「観音補陀落山の庭」
江戸初期
名勝
作庭 : 玉淵坊日首
高槻市富田町4-10-10
撮影 : 2019.11.12
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境内の北の端にあります。方丈の縁側から。
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奥の北側が少し高くなっていて、低い南側は水面、やや小高い方を岸か島にみたてた枯池泉です。
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奥に石橋があり。要所に石組みを配置しています。
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当初は北側にある阿武山を借景にしていたそうですが、植栽で見えません。
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とはいえ、木がなくても北側にはビルがいくつも建っているので見えないでしょう。
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植栽で隠れていますが、中世普門寺城の遺構とみられる土塁。これも国の名勝の対象です。
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by gipsypapa | 2020-01-12 08:46 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2020-01-13 06:10
名勝庭園、
造作は見応えがのありますが、
苔の状態の悪さが気になります。
また、散水栓は残念です。
こんな場所に設置したら、台無しです。
よく文化庁から撤去の指導を受けなかったですね。
Commented by gipsypapa at 2020-01-13 19:52
j-garden-hirasato さん
ははあ、そういうのが写っていたとは。
撮影しているときも気にしていませんでした。
さすがですね。
庭に関しては初心者なので
また色々教えてください。
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