南御堂と同じく真宗大谷派東本願寺の別院が、大阪府北部の茨木市にあります。茨木別院は真宗大谷派(東本願寺)別院として400年以上に渡って、北摂地域における教化の拠点となっています。 本願寺中興の祖,といわれた浄土真宗本願寺派第8世宗主の蓮如上人が近くの摂津富田に御坊(のちの教行寺)を建立して教化の拠点としたことがきっかけになり、茨木別院は慶長8年(1603年)に東本願寺第12代教如上人によって建立されました。 土地は、当時の茨木城主、片桐且元より城内の一角を寄進されたものでした。宝暦7年(1763年)に本堂などが大破したため安永6年(1777年)に本堂が再建されたものです。現在の本堂はこのとき再建されたものが残っています。本堂のほかに太鼓楼と鐘楼が国の登録有形文化財に登録されています。 真宗大谷派東本願寺 茨木別院本堂 1777(安永6)年 登録有形文化財 設計・施工 : 不明 大阪府茨木市別院町3-31 撮影 : 2019.8.26 & 11.05 「いばらき大谷学園」という子供園が併設されているので、入り口の看板が気になりますが、よく読むと別院だけなら入れます。 門を入るとすぐ左に本堂。 江戸中期らしい歴史を感じます。 本尊の阿弥陀如来。写真はネットから借用しています。 本堂の西側。 奥の方は蔵のような造りでした。 これは裏側。 本堂の右には庫裡と思われる建物。 その背後にはインドか中東を思わせる3連の建造物。 ネット情報では庫裡のほかに御殿、書院、会館などで構成されているとあります。会館かも。 樹齢400年という「弘誓の松」。黒松で茨木市の保存樹に指定されています。 もう一つの有形文化財の鐘楼も同時期の築と思われますが、幼稚園の敷地内にあって近づけません。門を出て大通りから上部だけが見えました。
by gipsypapa
| 2020-01-06 08:29
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