天王寺公園 河底池と水生花園

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慶沢園の北側には茶臼山がありその手前に河底池(かわそこいけ)という大きな池があります。平安時代の初期に、桓武天皇の廷臣だった和気清麻呂(わけのきよまろ 733-799 )が水害を防ぐために行った大和川の流路変更のために開削工事を行い、そのときに造成した際の名残りの人造池だそうです。ちなみにその工事は失敗に終わったとか。

近年、茶臼山周辺の整備が進められており、川底池を水生花園として観光名所にするようです。池には朱色の和気橋が架かり、噴水も設置されていて、広々とした風景を楽しむことができるため、最近は外国人観光客も訪れるそうです。

河底池 水生花園
平安初期
大阪府史跡
大阪市天王寺区茶臼山町1-31
撮影 : 2019.10.31
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河底池の噴水。向こう側が茶臼山です。
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和気橋(わけばし)は1937(昭和12)年に完成。和気清麻呂にちなんで名づけられました。和気清麻呂が橋の名前の元です。
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池の東側が水生花園です、
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橋の上から見る通天閣。
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向こうが水生花園です。

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鴨がいます。
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睡蓮でしょう。初夏は美しそうです。
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見えているのは市立美術館。この後行きます。
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一旦、茶臼山に上った後、降りてきた池の東側は水生花園。
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ここも季節によっては花が一杯かも。
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和気橋の向こうに通天閣を望む絶景ポイントがありました。
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次にアップする、茶臼山から見えていた気になる和風建築は阪口楼という高級料亭です。普茶料理(ふちゃりょうり)という、隠元(いんげん)禅師が中国から伝えた精進料理を提供するそうです。隠元はいんげん豆を日本に伝えた人で、後に高槻市の普門寺に居住した禅師。普門寺はそのうちアップする予定です。

普茶料理 茶臼山 料亭 阪口楼
大阪市天王寺区茶臼山町1-30
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料亭の入り口。ネットの写真を借用しています。多分、池の反対側が門でしょう。
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池沿いを美術館方面に向かいます。
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和気清麻呂が大和川の流路変更を断念したため、水源がなくなったため池になりました。噴水で酸素補給をする必要があるんですね。



by gipsypapa | 2019-12-26 08:33 | 公園
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