山口市の築山神社

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八坂神社の境内の西側に築山神社(つきやまじんじゃ)があります。八坂神社の境内社のひとつで、大内義隆などの大内家の人々に加えて、徳川家康も祀っているようです。拝殿・本殿は江戸中期の寛保2年に建立されたもの。

築山神社
1742(寛保2)年
設計・施工 : 不明
山口市上竪小路101
撮影 : 2019.10.15
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ここは「築山跡」と呼ばれ, 室町時代に 大内義弘が築いた別邸「築山館」があったところで、大内氏遺跡の一部です。 1490(弘治3)年に 大内氏が滅亡するまで、ここに石垣に囲まれた屋敷があったとか。その跡地の一部が今の八坂神社と築山神社になっているわけです。
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八坂神社と築山神社の間です。何か書いてありますが、読めない石碑群。
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「箏曲組歌発祥之地」の石碑。佐藤栄作の揮毫だとか。「組歌」は八橋検校(1614~85)という人が確立した箏曲の根本形式だそうです。
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築山跡の解説はありますが、この神社にはなく、名前の表示も見当たりませんでした。
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屋根にシートがかけられています。
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室町時代の八坂神社本殿より新しい江戸中期の建立ですが、老朽化が進んでいるようです。
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隣にある八坂神社を習ったと思われ、ほぼ同型です。
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by gipsypapa | 2019-12-09 08:31 | 建築
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