福岡市美術館

c0112559_07410992.jpg
大濠公園の敷地の南東ににある福岡市美術館をランチを兼ねて訪ねました。赤褐色の外壁に広いロビーや広場が一体となった現代建築。外壁は常滑焼(とこなめやき)の磁器質タイル貼りだとか。

外観はシンプルに見えますが、内部の部屋の配置が複雑で、展示室も散らばっていて、必ずロビーを通るような動線になっていました。

設計はル・コルビュジエに師事した日本近代建築の巨匠、前川國男(1905~1986)です。鉄筋コンクリート造り、2階建て、塔屋付き。

福岡市美術館
1979(昭和54)年 / 2019(平成31)年改修
設計 : 前川國男(前川國男建築設計事務所)
施工 : 戸田建設
福岡市中央区大濠公園1-6
撮影 : 2019.8.20
c0112559_07420585.jpg
c0112559_07422108.jpg
南口の前にある「三日月と鐘の上を跳ぶ野うさぎ」の向こうに日本庭園の白壁の築地塀が見えています。
c0112559_07435695.jpg
イギリス人彫刻家、バリー・フラナガンの作品だそうです。
c0112559_07442702.jpg
2階のエスプラナードと呼ばれる広場。
c0112559_07445615.jpg
「心の時空」。彫刻家、佐藤忠良(1912~2011)作の1974年作プロンズ像です。
c0112559_07455661.jpg
一段下がったところにある草間彌生作のおなじみ「南瓜」は1994年の作品。
c0112559_07463451.jpg
北側の大濠公園を見下ろしています。遠くに見える尖塔は福岡タワー。
c0112559_07482799.jpg
1階の中庭。
c0112559_07525129.jpg
c0112559_07531037.jpg
c0112559_07533028.jpg
2階のレストラン「プルヌス」でランチ。ラテン語で桜の意味だとか。ホテルニューオータニ博多の経営です。
c0112559_07542147.jpg
c0112559_07550116.jpg
彫刻が展示してある広いロビーを通って常設展示場へ。
c0112559_07555254.jpg
旧福岡藩主黒田家の菩提寺の一つ、東光院の所蔵だった重要文化財を含む仏像を展示した「東光院仏教美術室」。
c0112559_07564441.jpg
寺院の山門をイメージして設計されており、両側には金剛力士像が鎮座しています。
c0112559_07571160.jpg
ちなみに限定されてはいますが、かなりの展示室は撮影OKです。最近少しずつ撮影可能なところが増えました。
c0112559_07584033.jpg
展示室中央には重要文化財《薬師如来立像》、そのまわりを《十二神将立像》がぐるりと囲んでいます。
c0112559_07592006.jpg
《十二神将立像》の頭上には、十二支の動物がいます。
c0112559_07595235.jpg
c0112559_08000521.jpg
各種の日本画の展示。
c0112559_08004573.jpg
このあたりは、円山応瑞、池田孤村、俵屋宗達など江戸時代の画家の作品でした。
c0112559_08011401.jpg
池田孤村。
c0112559_08023354.jpg
俵屋宗達。
c0112559_08031266.jpg
狩野常信。
c0112559_08035088.jpg
c0112559_08040543.jpg
c0112559_08041970.jpg
c0112559_08043908.jpg
別のコーナーでは「近代美術と九州」をやっていて、このときは第1期。
c0112559_08051046.jpg
出品作家は黒田清輝、岡田三郎助、和田英作、水上泰生ほかでした。
c0112559_08054447.jpg
c0112559_08061005.jpg
個人的なお気に入りは水上泰生(みずかみ たいせい、1877 - 1951)の「春秋花鳥」。福岡生まれで、東京美術学校日本画科を首席で卒業した後、美術研精会の展覧会などに出品。1907年に東京勧業博覧会に出品した『残菊』で褒状を受け、同年帰郷して福岡県女子師範学校教諭などをつとめたそうです。
c0112559_08073003.jpg
私が学んだ高校(当時は中学)の先輩でした。
c0112559_08080793.jpg
実家にある芭蕉。
c0112559_08084061.jpg
写生的な花鳥画を得意として、特に鯉を描いて第一流であったため、「鯉の水上」といわれたそうです。
c0112559_08091574.jpg
c0112559_08093039.jpg
c0112559_08094565.jpg
c0112559_08095975.jpg
別のコーナーにあった「藤森静雄と『月映』の作家」。福岡県久留米市出身の藤森静雄は、1914年、恩地孝四郎、田中恭吉とともに木版画と詩の雑誌『月映』を創刊。
c0112559_08104207.jpg
新たな木版表現を開いた版画家たちの若き日の作品が紹介されていました。



by gipsypapa | 2019-09-20 08:16 | 建築 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://gipsypapa.exblog.jp/tb/30454958
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2019-09-21 07:28
前川國男の設計ですか。
上野の建築群が思い浮かびました。
館内、撮影OKなんですね。
福岡市美術館、太っ腹です。
Commented by gipsypapa at 2019-09-22 19:36
j-garden-hirasato さん

上野の建物群はコルビジェ風でいいですよね。
ここは、らしくないというか、
個人的には外壁の色が、
”らしく”ないように感じました。
日本も撮影OKのところも増えてきたようです。
それでもルーブルや大英博物館から
ずいぶん遅れていますね。
<< 大濠公園 日本庭園(その1) 友泉亭公園(その3) >>