友泉亭公園(その1)

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松風園を訪ねた次の日も公園を巡りました。友泉亭公園(ゆうせんていこうえん)は福岡藩第6代藩主・黒田継高(くろだ つぐたか)が江戸時代中期に別荘として建てた「友泉亭」とその周辺を、池泉廻遊式の日本庭園として整備したもの。

戦前には麻生家、安川家と並ぶ筑豊炭鉱王御三家の一つで、最大の算出量を誇った貝島家の貝島炭鉱創業者である貝島太助の三男、貝島健次の別荘として使われたところです。ネット情報では、貝島時代の1936(昭和11)年に庭園が完成したとあります。昭和56年に再整備して開園しました。福岡市指定名勝。

友泉亭公園
元黒田継高別荘 / 旧貝島健次別邸
1757(宝暦7)年 / 1936(昭和11)年 / 1956(昭和31)年
福岡市指定名勝
設計・施工・作庭 : 不明
福岡市城南区友泉亭1-46
撮影 : 2019.8.20
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入り口です。この裏に受付があります。入園料は200円でした。
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長いアプローチを進みます。
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左が玄関。
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「友泉亭」の揮毫は戦前に首相だった広田弘毅の筆だとか。私の通った高校の先輩です。東京裁判で有罪となり死刑になりました。城山三郎の『落日燃ゆ』の主人公です。その孫が高校時代の同窓生でした。
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玄関から左に進むと、大広間。
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池に面した17畳半の書院造りです。
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個人的な話ですが、私の祖父は貝島炭鉱の社長の執事だったので、この別邸に何度か来たかも知れません。
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今となっては、知る人もなく確認できません。
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大広間からの池の眺めが素晴らしい。
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池泉を一回りした後、再び大広間へ戻りました。
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さすがに暑かったので、頂いたのは冷抹茶。
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張り出しは月見台です。
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月見台から。
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大広間の隣の章山庵。8畳の茶室です。章山は黒田継高の法名だとか。
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次回は外に出て庭を散策します。
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ネットから。写真提供:福岡市



by gipsypapa | 2019-09-17 08:10 | 建築
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