妙心寺の塔頭巡り(その2)

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妙心寺には全部で塔頭は47か院あり、うち山内塔頭だけでも37か院あるとかで、とても見切れるものではありませんが、庭園目的に常時一般開放されている塔頭を巡るついでにいくつか覗きました。

それらを3回に分けてアップしています。なおそれぞれの寺院についての詳細は調べきれません。したがって、解説はウィキペディア他から原文のまま引用しています。

妙心寺 塔頭
京都市右京区花園妙心寺町64
撮影 : 2019.7.10
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長慶院 - 豊臣秀吉の正室である北政所の姉妹長慶院(木下家定娘)が慶長5年(1600年)に創建。開山は妙心寺71世東漸宗震。明治11年(1878年)に相楽郡の妙法寺と合併して妙法寺を名乗っていたが、明治38年(1905年)旧称に復した。聖澤派に属する。
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お茶と食事ができるようです。庭もよさそうですが、時間がなく断念。

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雲祥院 - 開基千坂景親(宗策居士)、開山海山元珠。 「亀仙庵」(千坂景親の法名「鶴齢院殿亀仙宗策居士」からの由来)として慶長3年(1598年)創建。 その後、方広寺鐘銘事件で祥雲寺にいた海山元珠が徳川家康の思惑に沿わない見解を述べたため、家康から祥雲寺が没収されるに至ったが、その際に海山元珠は師の 南化玄興と豊臣秀吉遺児豊臣鶴松(棄君)の木像を背負って妙心寺に帰ったと伝えられている。 その後、自坊「亀仙庵」を祥雲寺の名を逆さにした「雲祥院」と改名した。明治11年(1878年)に熊谷半次創建の瓊林院と合併している。東海派に属する。
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光国院 - 開基松平忠隆、開山梁南禅棟。元和6年(1620年)創建。松平忠明創建の実相院を明治11年(1878年)に合併している。龍泉派に属する。
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隣華院 – 脇坂安治が創建。長谷川等伯筆方丈襖絵「水墨山水図」(国の重要文化財)、狩野永岳筆襖絵を所有。東海派に属する。
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天球院 – 寛永8年(1631年)池田輝政の妹天久院が創建。狩野山楽・山雪らが描いた方丈障壁画152面あまりが重要文化財。東海派に属する。
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金牛院 - 環陵を開祖として慶安3年(1650年)創建。東海派に属する。
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智勝院 – 稲葉貞通が創建。開祖は単伝士印。慶長2年(1597年)創建。絹本著色稲葉一鉄像を所蔵する。東海派に属する。
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麟祥院 – 春日局開基の菩提寺。開山は碧翁愚完(鍋島勝茂の子)で、寛永10年ないし同11年に建立された。創建当初は現在の花園高校の位置に敷地があったが、明治30年(1897年)に現在地へと移っている。春日局の父斎藤利三と親交が深かった海北友雪筆による方丈襖絵(西湖図、雲龍図、瀟湘八景図)を所有。元和年間に後水尾天皇より拝領した釣殿が春日局の霊屋として境内にあり、小堀遠州によるものと伝わる同木像がある。東海派に属する。
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by gipsypapa | 2019-08-28 08:25 | 建築
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