大心院(だいしんいん)は妙心寺の塔頭寺院で、開基は細川政元、勧請開山が景川宗隆として創建。その後、天正年中に細川幽斎の尽力によって妙心寺内に移転して中興されたそうです。 1645(寛永21)年に建てられた本堂と玄関、江戸末期の1768(明和5)年建立の書院などを中心とした伽藍があります。また境内には「切石の庭」と「阿吽の庭」という枯山水の庭があり、一般公開されています。 妙心寺 大心院 江戸時代 設計・施工 : 不明 京都市右京区花園妙心寺町57 撮影 : 2019.7.10 門を入ったら左側が玄関。正面に見えているのが本堂です。1645(寛永21)年の建立。 玄関手前に古い井戸があります。 本堂です。大広間なので、ネットでは方丈と書かれているのもあります。 縁側の端に古ぼけた杉戸絵。 本堂南庭の「切石の庭(きりいしのにわ)」です。苔地と白砂の州浜が左右に広がり、中央に花壇。今は何も見えませんが、牡丹が咲くそうです。手前に敷石の参道が通っています。作庭時期は昭和とわかっているので、このあと出てくる「阿吽の庭(あうんのにわ)と同じ中根金作の作庭かもと思いましたが、確認できませんでした。 切石の庭 昭和期 作庭 : 不明 左端に見える建物は祖堂(そどう)。1666(寛文6)年の建立です。 本堂の反対側には中庭。霧島ツツジの古木があります。 向こうに見える建物は宿坊です。一般客も往復はがきで申し込めば、泊まれるとか。 戸が開いている部屋がありました。 東側にある書院まで来ました。1768(明和5)年建立。 書院前の枯山水の庭は「阿吽の庭」です。築山の手前に苔地と白砂、奇岩で州浜を表現しています。合計で17個の石が並んでいるそうで、コンパクトながら変化のある枯山水庭園が楽しめます。作庭は退蔵院の余香苑で紹介した中根金作です。 阿吽の庭 1965(昭和40)年 作庭 : 中根金作 これ以降はネットの写真を借用します。
by gipsypapa
| 2019-08-23 08:08
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