JR花園駅近くには、法金剛寺の他に妙心寺(みょうしんじ)という大寺院があります。近いところなので、ここも参拝しました。 妙心寺は臨済宗妙心寺派大本山の寺院で、山号は正法山、本尊は釈迦如来です。開基は花園天皇で、開山は1342(暦応5/康永元)年で、関山慧玄(無相大師)によるそうです。寺紋は花園紋(妙心寺八つ藤)。 境内には多くの建造物と37の山内塔頭あるのでで、とても見切れるものではありませんが、できるだけアップします。建造物のうち13棟が国の重要文化財に指定されています。 正法山 妙心寺 安土・桃山時代 / 江戸時代初期 重要文化財 設計・施工 : 不明 京都市右京区花園妙心寺町64 撮影 : 2019.7.10 南総門。現在の正門ですが、詳細はわかりませんでした。 境内は妙心寺の伽藍が北に向かって、ほぼ直線に並び、周囲を多くの塔頭が囲みます。 勅使門の北側、三門との間にある放生池(ほうじょういけ)。正方形の形をした池の中央に石橋が架かっています。 参拝者が山門を入ってすぐのところに池があるのは和みます。 向こうが勅使門。 三門の左側の鐘楼。旧鐘楼は元禄9年(1696年)に建立されたもので、重要文化財に指定されていましが、昭和37年に放火により焼失。 現在のものは春日局が信行寺に寄進した鐘楼を移築したものだとか。 三門の北側に建つ仏殿は、他の諸堂より新しい、文政10年(1827年)建立の、入母屋造、一重裳階付きで、国の重要文化財。 本尊は天正年間の釈迦如来で、脇侍は魔訶迦葉と阿難尊者。 そのさらに北側には法堂。 明暦2年(1656年)の建立。入母屋造、一重裳階付き。これも国の重要文化財。 天井に狩野探幽の雲竜図が描かれていそうですが、今回は内部は見ていません。 仏殿と法堂をつなぐ屋根付き渡り廊下。 廊下の前後に彫刻がありますが、仏殿と法堂のどっちのものか忘れました。 これと襖絵の写真はネットから借用しています。 非公開で開門されていましたが、門から庭のを覗くことができました。 見えたのは一部ですが、さすがに名勝。美しい庭のようです。 広い境内の北の端、北門は 慶長15年(1610年)の建立で、北総門とも言われます。薬医門で、国の重要文化財。 次回から塔頭(たっちゅう)をいくつかアップします。
by gipsypapa
| 2019-08-18 07:47
| 建築
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