真宗本廟 東本願寺(その2)

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東本願寺の続きです。東本願寺は、江戸時代に4度も火災にあっているので「火出し本願寺」と揶揄されたそうです。現存ある建造物の多くはどんどんが、明治期の再建です。今年(2019年)に東本願寺境内の建物6棟が「重要文化財」として指定されることになりました。

真宗本廟 東本願寺
京都市下京区常葉町754
撮影 : 2019.5.24
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阿弥陀堂の北側にある御影堂へ縁側を通って向かいます。
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渡り廊下でつながっています。造合廊下(つくりあいろうか)と呼ばれるもので、高床の吹放し。唐破風造りで約5,5mの梁間に虹梁を架け輪垂木天井がむき出しになっています。前後に出梁で縁葛を支え擬宝珠高欄を付け,床下にも桁行,梁間に虹梁を架けるなど凝った造りとなるとして、国の登録有形文化財に指定されています。

造合廊下
1894(明治27)年頃
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
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御影堂へ到着。
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縁側を通って。御影堂門が正面に見えます。
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高廊下と・・・
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その先に見えるのは参拝接待所。
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高廊下を東に進むと、
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現代的なギャラリーがありました。
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その東にある参拝接待所。HPでは、帰敬式をはじめ、真宗本廟収骨、読経などの申込み、御本尊等受付、懇志受付、総合案内など、東本願寺(真宗本廟)参拝の総合窓口だそうです。

参拝接待所
1934(昭和6)年
設計・施工 : 不明
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阿弥陀堂門は、切妻造り四脚門で、唐破風の屋根があります。江戸時代中頃に、「唐門」の名称で建てられたものが原型。現在の、御影堂門と同じく明治44年の再建です。国の重要文化財の木造四脚門。

阿弥陀堂門
1911(明治44)年再建
重要文化財
設計・施工 : 不明
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他にも少なくとも3箇所に立派な門があるようですが、いずれも閉まっているか、開いていても入れないのパスしました。
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広大な敷地です。写真の壁は南側築地塀といい、国の登録有形文化財に指定されています。
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今も敷地のほぼ3面に堀が残っています。
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このあと京都タワーかJR京都駅でお昼を食べるつもりでしたが、どこも行列と満席。海外旅行客に加えて、修学旅行生が多かったです。しかたなく、駅構内で駅そばといハメになってしまいました。京都市内は恐るべし。
by gipsypapa | 2019-07-22 08:26 | 建築
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