松尾大社 社殿(その1)

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酒の神様として有名な神社です。松尾大社は大宝元年(701年)、京都盆地の西一帯を支配していた秦氏が、現在の本殿の場所に社殿を建立したとされています。秦氏は酒醸造と販売を営んだ豪商だったこともあり、日本一の酒の神様として知られています。御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)。

本殿は、室町時代初期の応永4年(1397年)に再建されたのち、天文11年(1542年)に大改修されたもので、他にも江戸初期の楼門などの社殿が残っています。神苑を目当てに訪ねましたが、さすがに社殿も見どころが多いので、2回に分けてアップします。

松尾大社
京都市西京区嵐山宮町3
撮影 : 2019.5.7
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赤い鳥居に何かぶら下がっています。榊の枝が12本。
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「脇勧請(わきかんじょう)」と呼ばれる、鳥居の原始形式を示すものだとか。
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楼門は江戸時代初期の1667(寛文7)年の建立で、その後に何度も改修されています。京都府暫定登録文化財の木造2階建て。

楼門
1667(寛文7)年
京都府暫定登録文化財
設計・施工 : 不明
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京都府暫定登録文化財は、一定の価値を有し、府指定又は府登録の基準を満たす可能性があるものだとか。公的補助を拡大する目的で作られたようです。
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楼門の左右に随神を配置するのは、八坂神社と同じです。
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楼門をくぐると広大な境内。
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小川があります。これは追ってアップする蓬莱の庭から流れ出ています。
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亀は水を吐いています。
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ここにも亀。
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松尾大社では亀が神のお使いです。
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正面にある大きな建物は拝殿。これだけ本殿から離れた位置に拝殿があるのは珍しいです。これも江戸期に建立された、京都府暫定登録文化財の木造平屋建て。

拝殿
江戸時代
京都府暫定登録文化財
設計・施工 : 不明
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その奥に見えるのは「中門」といわれる拝所。普通はこれが拝殿と呼ばれることが多いところです。これも江戸期に建立された、京都府暫定登録文化財の木造平屋建て。

中門
江戸時代
京都府暫定登録文化財
設計・施工 : 不明
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奥に本殿が見えています。
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瑞垣の手前には日本一の酒の神様にふさわしい酒樽が並んでいます。
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北門。この向こうに神庫があるはず。
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檜皮葺きの回廊とその向こうにある釣殿です。これらも京都府暫定登録文化財。

回廊、釣殿
江戸時代
京都府暫定登録文化財
設計・施工 : 不明
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手前が釣殿で向こうが本殿。本殿は大宝元年(701)の創建以来、皇室や幕府の手で改築され、現在のものは室町初期の1397(応永4)年の建立で、1542(天文11)年に大改修されたものです。
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裏側から本殿の屋根が見えます。松尾造りと呼ばれる特殊な両流造り。棟の端が唐破風形になっているのは他に類例がなく、中世の特色を遺憾なく発揮しており、松尾大社で唯一、国の重要文化財に指定されている、木造平屋建て。

本殿
1397(応永4)年 / 1542(天文11)年改修
重要文化財
設計・施工 : 不明
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ネットにあった本殿の写真を借用しています。

by gipsypapa | 2019-06-22 07:48 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2019-06-23 06:10
赤い鳥居にぶら下がった榊の枝、
こんなの初めて見ました。
「脇勧請」というのですか。
他で見られないのは何ででしょうね。
お酒と何か関係があるのか…。
Commented by gipsypapa at 2019-06-23 11:55
j-garden-hirasato さん
自分も一度鳥居をくぐってから
説明板を見たので
頭上にあるのに気づきました。
由来についてはわからないです。
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