山崎の関大明神社

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関大明神社(せきだいみょうじんしゃ)は前回アップした三笑亭の目の前にありますが、ここからは大阪府になります。社殿前の道路は西国街道で、天王山と淀川(桂川)に挟まれた交通の要所にあり、関所があったことが、関大明神社の名前の由来となっているそうです。

境内には、覆屋の中ある流造(一間社流造)の本殿のほか、神輿庫、石灯籠、手水鉢などがあります。本殿は 室町時代中期建立で、大阪府指定有形文化財に指定されています。

関大明神社
室町中期
大阪府指定有形文化財
設計・施工 : 不明
大阪府三島郡島本町山崎1-5-10
撮影 : 2019.4.20
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石碑に「従是東山城国」とあります。「これより東は山城国」という意味。摂津国(大阪府)と山城国(京都府)の境界で、今も変わりません。
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周囲に木が生えているわけでもなく、鳥居もない、簡素でひなびた神社です。
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石灯籠と手水所。
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本殿はかなり古ぼけていますし、上部には有刺鉄線。
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室町中期の建立らしいので、古いのは当然ですが。
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右側は神輿庫(みこしこ)。神輿は今も入っているんでしょうか。
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前の小路が西国街道(さいごくかいどう)。江戸時代の街道の1つで京都から西宮までの旧幹線道です。
山崎はこれで終わります。次回から京都です。



by gipsypapa | 2019-06-06 08:27 | 建築
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