山崎にある、離宮八幡宮(りきゅうはちまんぐう)は八幡大神(応神天皇と神功皇后)を祀る神社で、石清水八幡宮の元社にあたる神社だそうです。 離宮八幡宮は860(貞観2)年に造営され、当時の神官が「長木」(てこを応用した搾油器)を発明して、荏胡麻(えごま)油の製造が始まったことから、日本における製油発祥地とされています。その後「大山崎油座」の制度で荏胡麻油の販売権を独占して、江戸時代まで栄えたそうです。 それ以降は幕末の1864(文久3)年に起こった禁門の変による焼失や廃藩置県で西側を大阪府に割譲、さらに国有鉄道開通のため北側を削られるなど広大な境内が縮小されました。現在の建物は、ほとんどが昭和初期に再建されたもので、国の登録有形文化財に指定されています。 離宮八幡宮 本殿、拝殿、中門など 1928(昭和3)年 登録有形文化財 設計・施工 : 不明 京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21-1 撮影 : 2019.4.20 江戸時代に建立された惣門。昭和初期の本殿などより古いわけですが、大山崎町指定文化財に留まっています。 惣門をくぐったすぐ右にある神馬の像。 塔心礎は塔の中央の心柱の礎石のこと。 解説では奈良時代以前に何かの塔が立っていたと想像されているそうです。 この神社が製油発祥地です。 油を最初に作った神官の像。 嵯峨天皇の離宮である「河陽宮」跡地に創建された神社であるので現在「離宮八幡宮」と号しています。 手水舎は本殿などと同時期の建立で、国の登録有形文化財。 透塀も登録有形文化財。 中門も同様です。 拝殿。 拝殿の奥には本殿。 本殿の屋根が透塀の向こうに見えます。 この写真はネットから借用しています。 次回は境内を巡ります。
by gipsypapa
| 2019-06-03 10:12
| 建築
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