思い立って住吉大社へ行って見ました。大阪市の南部の住吉区にある神社で、全国に約2300社あるという住吉神社の総本社です。地元では「住吉さん」と呼ばれて親しまれています。 大阪市南部の上町台地に、大阪湾の方角に西面して建っています。海の神である筒男三神すなわち、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)と神功皇后の4神を祀っています。昔から航海の神、港の神として祀られてきた神社です。 境内の建造物の多くは江戸時代のもので、本殿4棟が国宝に指定されているほか、重要文化財が14棟、登録有形文化財が35棟もある文化財建築物の宝庫です。 住吉大社 大阪市住吉区住吉2-9-89 撮影 : 2019.4.17 難波駅から南海本線で住吉大社駅まで、普通電車で5駅。難波駅にはいつものラピートが出発待ち。 もちろんラピートは特急電車。住吉大社駅には止まりません。 数週間前に新聞で住吉大社の紹介記事を読んで、思い立ちました。 大阪府の北部に住んでいるので、南部に行く機会が少なく、まだ行ったことがなかったのでした。 参道左右に大きな石灯籠。境内の周囲には他にも多くの古そうな石灯籠があります。 左右に絵馬殿が建っています。南絵馬殿と北絵馬殿ともに1929(昭和4)年造営で、国の登録有形文化財。 絵馬はかかっていますが、吹きさらしなので色あせているのが多かったです。 西側に建つ神馬舎は1931(昭和6)年造営の、これも登録有形文化財。 正面に反橋(そりばし)が見えてきました。 最初は慶長年間(16世紀末~17世紀初頭)に造営されたと伝えられています。 造営者は豊臣秀頼という説と、淀殿という説があるとか。 鮮やかな朱色の橋の欄干が大きな円を描く反橋。橋の下にある池の水面に映り込む姿から、「太鼓橋」とも呼ばれます。 橋の基礎部分は創建当初のものをそのまま使用していると考えられているそう。 木製の橋桁や欄干は老朽化に伴って何度もかけ直され、直近の掛け替えは2009(平成21)年です。 昔は橋に階段がなかったので、渡ろうとして転げ落ちる人もいたそうです。 幕末に刊行された「浪花百景」から。 こちらは明治時代です。 橋を渡り終えて石段を登ります。 朱色が鮮やかな瑞垣が境内を取り巻いています。この向こうが本殿。国宝の本殿は次回に。
by gipsypapa
| 2019-05-23 08:15
| 建築
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