がんこお屋敷シリーズ.。最初は「和歌山六三園」でした。第2弾は京都の亀岡市です。「がんこ京都亀岡楽々荘」は京都鉄道会社(現在のJR嵯峨野線)の創設者で衆議院議員、貴族院議員を務めた田中源太郎が自分の生家を改築したものでした。 戦後、「保津川観光ホテル楽々荘」なり、長くホテルとレストランとして営業されていました。今年(2018年)3月にがんこフードサービスが借り受けて「がんこ京都亀岡楽々荘」として改装開業したばかりの時期でした。 建物は明治31年頃に建てられ、煉瓦造りの洋館は本邸として、書院造りの和館は迎賓館として使われていました。洋館と和館の前に広がる650坪の枯池泉回遊式庭園は七代目小川治兵衛(植治)の作庭で、安土桃山時代の石燈籠や鉄製井筒などが亀山城から移設されていいます。 玄関棟は洋館の南西側にあり、廊下を介して和館に通じています。式台を備えた本格的な和風の玄関で、入母屋造りの妻を小さくするなど、バランスに配慮した設計です。国の登録有形文化財の木造平屋建て。 がんこ京都亀岡楽々荘玄関 元保津川観光ホテル楽々荘玄関 旧田中源太郎邸玄関 1898(明治31)年ころ 設計・施工 : 清水組か 京都府亀岡市北町44 撮影 : 2018.6.15 JR亀岡駅から大通りを西に500メートルほど進むと煉瓦塀が見えてきます。 庭園入り口の門がありますが、閉まっています。入り口はさらに進んで左折した反対側でした。 緩やかに曲がった道をさらに進みます。 ショーウィンドウが見えてきました。入り口の門です。 入母屋作りの玄関。正面に大木が立って見えません。 入ると式台。 入り口は突き当たり右です。 この辺は新しそうです。ホテルの時代に増設されたのかも知れません。 玄関棟につながった大広間のある和館。これは登録有形文化財の日本館ではありません。 食後に中を案内してもらいました。 結構古そうですが、詳細を聞くのを忘れました。 団体客用でしょうか。この日は使われていませんでした。 ガラス越しに見えるのは洋館。 もう一部屋あります。 洋館の設計は清水組で間違いありませんが、この玄関棟と日本館(和館)については分かりませんでした。 その2棟の文化財建築は次回以降に続きます。
by gipsypapa
| 2018-11-29 09:22
| 建築
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