境内の中ほどまで来ました。階段を登ると中門があり、さらに階段を登った高台に重要文化財の本堂や千手堂を初めとした大小の歴史ある伽藍が建ち、本堂前の斜面は巨石を並べた日本庭園があり、国の名勝になっています。 風猛山 粉河寺 江戸中期 和歌山県紀の川市粉河2787 撮影 : 2018.3.27 中門(重要文化財)。天保3年(1832年)に完成した入母屋造り、本瓦葺きの楼門です。表裏の左右に四天王像が安置されています。 四天王とは、東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天らしいです。 「風猛山」の扁額は紀州十代藩主徳川治宝の筆だそうです。 中門を通って本堂に登る石段の両側にある粉河寺庭園。 国指定の名勝です。 斜面なので土留め石垣を兼ねた石組み枯山水です。 紀州青石(緑泥片岩)や、琴浦の紫石、龍門石などの紀州の名石の石組みの間にツツジなどの植栽を組み合わせた勇壮な庭。 桃山時代の上田宗箇(うえだそうこ)、別名、上田重安の作庭じゃないかといわれています。 石段の右側は石が少なく、軽妙な趣です。ストリートビューから。 石段を上がったところから。ネットの写真を借用しています。 本堂。粉河寺庭園の間の石段を上がったところにある粉河寺最大のお堂で、享保5年(1720年)上棟。国の重要文化財です。 礼拝のための礼堂(らいどう)と本尊千手観音を安置する正堂(しょうどう)を前後に並べた形式です。 左が礼堂。入母屋造単層で、前半分は吹き放しで、参詣者用の空間に。右の正堂は入母屋造重層で大規模な社殿。前方は礼堂に組み込まれた複雑な形状です。 軒下は装飾彫刻が取り囲んでいます。 千手堂は宝形造りの小さなお堂で、本堂の左に建っています。 宝暦10年(1760年)建立の国の重要文化財。 行者堂 これはネットの写真を借用しています。 六角堂は享保5(1720)の建立。西国三十三ヶ所御本尊を祀っているそうです。 鐘楼 薬師堂 このあと、近くの鎮守社やお寺を巡りました。
by gipsypapa
| 2018-10-19 09:16
| 庭
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