中尊寺金色堂

c0112559_08083239.jpg
中尊寺といえば最も有名なのが金色堂(こんじきどう)でしょう。平安時代後期建立の仏堂いわゆる阿弥陀堂です。宇治の平等院鳳凰堂と共に藤原氏ゆかりの浄土教建築の代表例であり、当時の技術を集約した名建築として国宝に指定されています。

岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
撮影 : 2017.10.1

中尊寺金色堂新覆堂
c0112559_08100483.jpg
見えてきたのは金色堂を保護するための囲んでいる覆堂です。昭和39年に建てられた鉄筋コンクリート造りで現代の寺院建築を多く手がけている大岡實建築研究所の設計です。

中尊寺金色堂新覆堂
1964(昭和39)年
設計 : 大岡實建築研究所、松浦弘二(助手)、山下設計(構造)
施工 : 松井建設
c0112559_08112291.jpg
c0112559_08121609.jpg
c0112559_08121609.jpg
c0112559_08131909.jpg
これ以降の2枚は大岡實建築研究所のHPにあった写真を借用しています。
c0112559_08140319.jpg


中尊寺金色堂
c0112559_08151093.jpg
覆堂の中に納まっている金色堂は平安時代に建立された堂です。その名のとおり内外が絢爛豪華な総金箔張りで、扉、壁、軒から縁や床面に至るまで漆塗りの上に金箔を貼って仕上げられ、美しい螺鈿細工が散りばめられています。堂内には藤原四代のミイラと副葬品が納められています。国宝に指定された木造平屋建て。

中尊寺金色堂
1124(天治元)年
国宝
設計・施工 : 不明
c0112559_08155659.jpg
覆堂内部は撮影禁止です。禁止といいながらネットに写真があるのですね。金色堂の写真はすべてネットから借用しました。
c0112559_08172476.jpg
この辺は絵葉書みたいです。


中尊寺金色堂旧覆堂
c0112559_08192345.jpg
新覆堂が出来るまでの約500年間、金色堂を風雨から守ってきた堂で、金色堂自体は1964年に100メートルほど北西の現在地にある新覆堂の中に移築されました。国の重要文化財の木造平屋建て。

中尊寺金色堂旧覆堂
室町時代中期
重要文化財
設計・施工 : 不明
c0112559_08203604.jpg
c0112559_08210265.jpg
覆堂(ふくどう)は、貴重な文化財や史跡等を風雨から保護するために、それらを覆うように建設された簡易な建築物です。
c0112559_08222290.jpg
鞘堂(さやどう)、覆屋(おおいや)とも呼ばれます。
c0112559_08230804.jpg
c0112559_08233301.jpg
c0112559_08240168.jpg
c0112559_08243522.jpg
c0112559_08250046.jpg
c0112559_08252364.jpg
c0112559_08254879.jpg
文化財を保護するための覆堂自体が文化財になった数少ない例です。
c0112559_08264797.jpg
c0112559_08273469.jpg
c0112559_08282357.jpg
ネットに図面がありました。
c0112559_08290219.jpg
c0112559_08291933.jpg
金色堂が内蔵されています。

by gipsypapa | 2018-06-06 08:29 | 建築 | Trackback | Comments(3)
トラックバックURL : https://gipsypapa.exblog.jp/tb/29538640
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2018-06-08 05:54
建物に金を施されているのは、
国内では、
金閣とこの金色堂だけですね。
よくぞ、
こんなものを造りました。
金というのは、
権力の象徴なんですね。
Commented by Tomato at 2018-06-10 05:05 x
今月7日に専門家達が2024年の建立900年に向けて修繕や老朽化対策の必要性を探り、漆や金箔(きんぱく)の劣化状況を調査されたみたいです。
50年後も100年後も良い状態で残せたらいいですね。
Commented by gipsypapa at 2018-06-10 08:12
Tomato さん
ガラス張りの向こう側にあるので
距離をおいて見た限りですが
痛みとかはなさそうでした。
専門家?自分も呼んで欲しかったです。
<< 中尊寺 白山神社能舞台 開山 中尊寺 >>