重層構成の教会堂で、聖堂内部は三廊式バシリカ型という形式で、木造の円柱で身廊と側廊に区切った、リブ・ヴォールト(こうもり)天井になっています。日本人設計者の手で建設された煉瓦造教会堂の最初期のもので,かつ教会堂建築の基本である重層屋根構成にもとづく外観や内部空間が形成されるようになった初めての例で,価値が高いとして国の重要文化財に指定されました。躯体は煉瓦造り、内部構造は木造の平屋建て。 カトリック青砂ヶ浦天主堂 1910(明治43)年 重要文化財 設計・施工 : 鉄川与助 長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷1241 撮影 : 2015.11.3 西側正面は3層に区切りられ、バラ窓や縦長のアーチを見せています。 正面入口左右には柱頭にコリント式と思われる葉形装飾のある円柱があり、その上部は、多分テラコッタ製の尖頭アーチになっています。 外壁はイギリス積の煉瓦。 以下、内部写真はネットから借用しています。 見事なリブ・ヴォールト(こうもり)天井です。 外観・内部とも全体に均整のとれた構成です。また細部の意匠も優れています。 地元では五島を世界遺産の島に~長崎の教会群とキリスト教関連遺産~の運動が続いています。
by gipsypapa
| 2017-04-08 08:18
| 建築
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