箕面山 瀧安寺

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瀧安寺(りゅうあんじ)は箕面公園にある本山修験宗(修験道の一派)の寺院。寺伝では7世紀に箕面滝の下に役行者(えんのぎょうじゃ)が堂を建設し、本尊の弁財天像を安置し、「箕面寺」と命名したのが始まりとか。室町時代末期に織田信長によって焼失し、江戸時代に後水尾天皇の援助によって現在地に再建されました。

滝への信仰を伝えながら、山岳信仰修験道の根本道場として、全国各地から修験者が集まり、大護摩法要が毎年4・7・11月に行われているそうです。またウィキペディアでは宝くじの発祥である富くじの発祥の地とありました。

箕面山 瀧安寺
箕面市箕面公園2-23
撮影 : 2017.1.16
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山門
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山門は光格天皇が1809年に京都御所から移築したものだそうです。

瀧安寺山門
1809(文化6)年移築
設計・施工 : 不明

観音堂
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中央に重要文化財の如意輪観音、左右に阿弥陀如来、弘法大師を安置しています。新しく再建されました。

瀧安寺観音堂
2002(平成14)
設計・施工 : 不明
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天女がいました。
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行者堂と本堂へは、この見事な石垣の横の階段を上ります。
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行者堂(護摩堂)
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瀧安寺の行者堂は前後2棟で構成される珍しい構造で、奥に本尊が祀られており、手前は護摩堂となっています。2棟をまとめて行者堂と言うこともあるとか。行者堂法要に採燈大護摩供と山伏大行列が行われるところです。

瀧安寺行者堂(護摩堂)
1693(元禄6)年か?
設計・施工 : 不明
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弁財天本堂
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後水尾天皇の勅命により江戸時代初期の1656年(明暦2年)に建てられました。この弁財天は日本四弁財天の一つだそうです。奥殿と拝殿から成る神社形式になっています。

瀧安寺弁財天本堂
1656(明暦2)年
設計・施工 : 不明
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琵琶の絵があります。弁天様は水や音楽の神様なのでかな。
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本堂横の大黒堂。詳細はわかりません。
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手前は朱色に塗られた瑞雲橋。橋の向こう側に見える建物群は修行をする根本道場。武田五一設計の鳳凰閣がありますので、次回に。
by gipsypapa | 2017-02-02 08:46 | 建築
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