JR下呂駅から送迎バスに乗ります。飛騨川を渡り、温泉街を抜けて湯之島山の急な坂を上ると約5分で湯之島館に到着。下呂富士と呼ばれる湯之島山中腹の林の中に豪壮な館があり、それがお目当ての湯之島館でした。 昭和5(1930)年に高山本線が下呂まで開通するのを見越して、名古屋の実業家、岩田武七が建てた大規模な温泉旅館です。ちなみに彼はマドラスシューズブランドの製靴会社の創始者とか。 設計は名古屋を中心に活躍した丹羽英二で、木造和風建築と近代洋風建築との融合をテーマに設計したそうです。当時「日本に名所がまた一つ」と言われたました。 玄関、客室、厨房などのある木造和風の本館と、ダンスホール、酒場、家族風呂、社交室のある鉄筋コンクリート造洋風の娯楽館から構成されています。和館は上質で落ち着いた雰囲気の客室が見所。本館、玄関、渡り廊下が国の登録有形文化財に指定された、木造3階建て。 湯之島館本館 1931(昭和6)年 登録有形文化財 設計 : 丹羽英二(丹羽英二建築事務所) 施工 : 戸田示造(棟梁) 下呂市湯之島645 撮影 : 2015.1.30 & 31 では本館の内部を。 次回は洋館部分を紹介します。
by gipsypapa
| 2017-01-06 10:17
| 建築
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