京料理「なかむら」

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 境町通から二筋東の富小路には昔ながらの町屋や料亭が並び、京都らしい風情を醸し出しています。

 京料理「なかむら」はHPによると、文化文政の頃に、さば、かれい、ぐじなどの若狭ものの魚を「鯖街道」を通じて京都に運び、都の公郷衆に供することを生業としたとか。三代目の中村庄三郎は茶懐石の出張料理を得意とし、その屋号を「中庄」とよんで「なかむら」の料理の要を創ったそうです。現在は六代目の世代になっています。

 戦時中は軍や政府の要人が泊まる俵屋、柊家、炭屋の各旅館に仕出し料理を納めた老舗で、ミシュランガイドで★★★の評価を与えられている超一流料理店。場所的に「なかむら」の背面はちょうど「柊家旅館」です。通りから見える建物は小ぶりですが、奥が深いのでしょうか。木造3階+2階建て。

京料理「なかむら」
詳細不明
京都市中京区富小路御池下ル松下町136
撮影 : 2014.6.4
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 HPから。 ↓ 坪庭があります。ミシュラン3つ星は高根の花です。
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by gipsypapa | 2014-11-26 08:33 | 建築
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