大通りの長良橋通りから南北に通る狭い道に入ります。御鮨(おすし)街道と呼ばれる街道です。
ネット情報では、尾張藩が毎年長良川でとれた鮎の御鮨を江戸幕府に献上していました。その際、東海道の宮宿で中継して運ばれた道なので、御鮨街道と呼ばれるようになったそうです。将軍に献上される鮎鮨は、岐阜街道から美濃路に入り、東海道を経由して運ばれましたが、御鮨街道と呼ばれたのは笠松まで。笠松では鮎鮨街道と呼んでいたとか。 ここ岐阜街道は御鮨街道の出発点からの街道で、今なお、昔をしのばせる建物が点在していて、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれています。特に注目した建物は次回から個々に紹介するとして、今日は街道を北から南に、商家の並ぶ川原町、本町から靭屋町に入り米屋町辺りを歩きます。 撮影 : 2014.5.20 空穂屋の前の町屋 岐阜市靱屋町13 登録有形文化財の空穂屋の前にある大型の町屋。この街道には多くの町屋が残っていますが、ほとんどが2階建てです。この建物は1階2階ともに窓や玄関引き戸が大きいのが特徴で、腰に石材を使うなど見どころがあり、文化財級といえます。 河田剣道具店 岐阜市靱屋町33-3 新しい建物ですがむくり屋根の玄関が面白い。 旧喫茶店 岐阜市靱屋町25 町屋を改造して喫茶店か美容院か何かに使っていたのでしょうが、廃墟化しています。 野々村聴松軒 岐阜市靱屋町21-2 現代建築です。茶道具や美術品全般を取り扱っている古美術店のようです。 学志舎 岐阜市白木町92 町屋が進学塾になっています。 学志舎対面の町屋 岐阜市白木町10 そのはす向かいにも町屋。 学志舎南隣りの町屋 岐阜市白木町87 南隣りにも。 白木油店 岐阜市白木町31 いまも商店として使われています。 すず野の隣の町屋 岐阜市白木町36 これも典型的。 丸屋旗店 岐阜市白木町60 旗屋というのは今となっては珍しい。隣も小さな町屋です。 宗教法人大乗教岐山教会 岐阜市駿河山1-3 路地の隙間から山の中腹に横長の建物が見えました。車では行けない。急な階段を上るのがしんどそうです。調べると宗教施設でした。 ときわ荘 岐阜市常盤町14 いわゆる「下駄ばきアパート」(1階が商店、2階は居住区)のようにみえます。間違いなく昭和レトロです。 コアフィール柴田 岐阜市笹土居町18 緑が目立つ4階建ての現代ビル。1階に見える「みのひだ屋」はお菓子屋です。ここも上層階は居住区のようです。 次回から鮨街道の印象的な建物を見ていきます。
by gipsypapa
| 2014-10-16 11:21
| 旅
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