ファサードは列柱の間にアーチ窓を置く様式主義のデザイン。西側には1階はアーチ、2階は柱で支えた回廊があります。内部も柱はアーチ構造で、3芯アーチを使うなど変化に富んだ意匠です。 ネット情報によると、現在の建物は1930年の館内火災で改修工事が施され、建設当初の姿は失われているとのこと。明治40年という築年から考えると、アーチの多用もあり、煉瓦か石造りだったと思われますが、今の建物を見る限りそういう感じは受けず、鉄筋コンクリート造りの2階建てに見えました。 少なくともオリジナルは台灣総督府営繕課に在籍していた近藤十郎の設計ですが、改修時に建て替えられた可能性を感じるので、設計者は不明にしました。とはいえ大改修されたとしても、その時期は戦前のはずなので、古蹟指定は当然でしょう。 台湾大学医学院 旧台湾総督府医学専門学校 1907(明治40)年 市定古蹟 設計・施工 : 不明 台北市中正区仁愛路一段1号 撮影 : 2013.3.22
by gipsypapa
| 2013-11-05 14:31
| 建築
|
ブログジャンル
以前の記事
検索
タグ
商業施設(867)
住宅(634) 大阪(612) 観光(437) 北海道(402) 京都(378) 寺社(366) 公共施設(313) 庭(177) 東京(168) 学校(143) 福岡(142) 兵庫(139) 教会(138) 愛知(132) クラシックホテル(106) 神奈川(101) 長崎(89) 静岡(86) 香川(83) お気に入りブログ
gyuのバルセロナ便り ... nakajima aki... クロアチアの碧い海の夢 日本庭園的生活 ヴォーリズを訪ねて 近代建築Watch 里山ガーデン 関根要太郎研究室@はこだて SOMETIME BLUES It's on my mind 近代建築写真室@武蔵野台地 カフェ・ロッジ パルチザン Anthology -ま... 加越屋徳兵衛の電車大好き... はーとらんど写真感 いろいろ*絵描き帖 夢と希望 exblog以外
最新のトラックバック
記事ランキング
ライフログ
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
ファン申請 |
||