![]() この日は快晴。まぶしいほどに真っ白な下見板張の外壁に銅板葺の屋根。玄関上部に尖頭屋根とクーポラを戴く八角形平面の鐘塔を持つ、典型的なハリストス正教会です。平面形状が、西から東へ、玄関、啓蒙所、聖所、至聖所を一直線に並ぶのは、ハリストス正教会聖堂に共通する形式だとか。細部は開口部上部の台形と山形の破風。玄関ポーチの柱は幾何学的立体の組合せたくびれ柱の独特な意匠です。 設計は明治・大正期の建築家であり、ハリストス正教会副輔祭で、主に日本正教会の聖堂の設計と建築を行ったモイセイ河村伊蔵(かわむら いぞう、モイセイ」は聖名1860 - 1940)。他に函館ハリストス正教会聖堂、白河ハリストス正教会聖堂、釧路ハリストス正教会の旧聖堂(現存せず)などの設計・建築監督を手がけました。国の重要文化財と愛知県指定文化財の木造平屋建て、正面八角鐘楼付、銅板葺、聖障付き。 豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂 1913(大正2)年 重要文化財 愛知県指定文化財 設計 : 河村伊蔵 施工 : 中神組 豊橋市八町通3-15 撮影 : 2011.9.23 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by gipsypapa
| 2012-12-11 13:51
| 建築
|
Trackback(1)
|
Comments(2)
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。
ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
![]()
タイトル : 豊橋ハリストス正教会・聖使徒福音記者マトフェイ聖堂(愛知..
[第264回]日本の教会建築(15) ロシア正教会の教会堂としては、東京の御茶ノ水にある「ニコライ堂」が有名で、ロシア正教会の信徒でなくとも、御茶ノ水に行った時に、その外観は多くの人間が見て来ていると思う。 かつては、そこで、ロシア語講座が開催されていたが、今はなくなった一方で、特に信徒でなくても、内部も見学させてもらえるようになったようだ。〔《東京復活大聖堂 ニコライ堂 聖堂拝観(見学)のご案内》http://nikolaido.jp/seido-haikan.html 〕 ...... more
天に向かって、
ニョキッと伸びていくようで、 勢いのようなものを感じますね。 青空を背景に、 白壁が映えます。
j-garden-hirasato さん
何しろ天気がよかったので、 まっ白です。 本当は中も見たかったのですが、 この日は休日とはいえ金曜日。 閉まっていました。 日曜日なら入れたと思いますが しかたがないです。
|
ブログジャンル
以前の記事
検索
タグ
お気に入りブログ
gyuのバルセロナ便り ... nakajima aki... クロアチアの碧い海の夢 日本庭園的生活 ヴォーリズを訪ねて 近代建築Watch 里山ガーデン 関根要太郎研究室@はこだて SOMETIME BLUES It's on my mind 近代建築写真室@東京 カフェ・ロッジ パルチザン Anthology -ま... 加越屋徳兵衛の電車大好き... はーとらんど写真感 いろいろ*絵描き帖 夢と希望 ギャラリー同仁斎 ... exblog以外
最新のコメント
最新のトラックバック
記事ランキング
ライフログ
ファン
画像一覧
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||