神の愛の宣教者会

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 日豊本線の南側の小高い丘に建つ美しい建物。孤児収容施設として、小百合愛児園と名付けられ,戦後はアメリカ軍が駐留し、180名近くの乳幼児を養育していたそうです。現在はマザー・テレサが設立した神の愛の宣教者会(Missionaries of Charity)の女子修道院として、ホームレスへの炊き出し、未婚女性や高齢者の支援をおこなうなどの社会福祉活動をおこなっていまるそうです。

 横長の白い外壁にアーチ窓が並ぶ清楚で美しい建物で、正面の玄関上部にマリアの像を安置し、さらにその上に鐘塔があります。左に見える聖堂をもつ主屋棟は木造2階建寄棟造で、昭和23年に建設されたものとか。

 大変気になった建物で、近くで撮影したかったのですが、別府市内散策の最後になり、さすがに足が疲れて、丘を上るだけの気力も体力もありませんでした。ということで遠景をどこから撮っても同じに見えるので写真は2枚だけです。鉄筋コンクリート造り2階建て。

 ほりいさん、という方から設計者の情報を頂きました。(2014.3.28)

神の愛の宣教者会
旧小百合愛児園
1933(昭和8)年/1948(昭和23)年
設計・施工 : 不明岩本留吉
別府市浦田3307
撮影 : 2011.3.20
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by gipsypapa | 2012-02-19 17:58 | 建築
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