別府市児童館

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 煉瓦タイル貼りながら派手さのないモダニウム建築。全体に装飾的要素を極力抑えたシンプルな造りになっています。

 元は旧逓信省別府電報電話局として昭和3年(1928年)に建築されたもので、昭和39年(1964年)電話局移転に伴い別府市が買収し、その後は市庁舎別館、水道局分室、さらに南部出張所に誓われました。1991(平成3)年に改修されレンガホールとなっていましたが、、現在は別府市児童館として地域の人々に利用されています。

 設計は逓信省関係の多くのモダニズム建築を手がけ、解体が決まった東京中央郵便局や大阪中央郵便局、さらにこのブログでも紹介した、新風館(旧京都中央電話局)も設計している逓信省技師の吉田鉄郎。同時期に別府市公会堂も彼の設計で建てられており、近々紹介します。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、2階建て。

別府市児童館
旧別府郵便電話局電話分室
1928(昭和3)年
登録有形文化財
設計 : 吉田鉄郎
施工 : 金子仙吉
別府市末広町1-3
撮影 : 2011.3.20
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by gipsypapa | 2012-02-13 13:03 | 建築
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