小樽のカトリック住ノ江教会

小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11255470.jpg
 住吉町の高台に蒲鉾形の赤い屋根が遠くから見える建物。現在は教会になっていますが、元は戦前小樽で米穀商共成株式会社の社長だった佐々木静二の邸宅だったものです。1949(昭和24)に邸宅を譲り受けカトリック富岡教会の分教会となり、現在はカトリック住ノ江教会になっています。

 白い外壁と赤い屋根が清潔な印象を与える和洋折衷のお洒落な建物。むくり屋根のある玄関の脇に八角形のサンルームは応接間だったと思われます。また玉ねぎ形の鐘楼は、戦後に教会として再利用するための改修の際に追設されたもの。平屋建て住宅の割には天井が高く、広さがあるため、礼拝堂にも適しているのでしょう。最初から教会といわれても違和感がありません。木造平屋建て。

カトリック住ノ江教会
旧佐々木静二邸
1897(明治30)年ころ/1949-52(昭和24-27)年改修
設計・施工 : 不明
小樽市住ノ江2-2-4
撮影 : 2010.8.25
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11263752.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11264897.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11265891.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_1127834.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11271883.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11272793.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11273837.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11274830.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11275886.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_1128912.jpg
小樽のカトリック住ノ江教会_c0112559_11281999.jpg

by gipsypapa | 2011-12-24 11:35 | 建築
<< 小樽の旧岡川薬局 小樽の石ヶ守商店 >>