都をどりは、明治維新による東京への遷都による京都の衰退を恐れた京都の人々が復興のための博覧会開催計画を立て、博覧会に娯楽性を添えることを目的に祇園の芸舞妓のお茶と歌舞を公開したことから始まったものです。明治5年に祇園新橋小堀の松の屋にて第1回の都をどりが開催され、大正2年、第44回から現在の場所に移転しました。戦争による休演と、昭和25年から3年間の修理の間に四条南座で上演された以外、都をどりは毎年この歌舞練場で上演され続けています。 祇園甲部歌舞練場には、それぞれ国の登録有形文化財に指定された本館、別館、玄関、八坂倶楽部があります。いずれも入母屋造・瓦葺屋根、千鳥破風のある純和風建築で、大舞台と南側を客席などに良質の檜材を用いた丁寧なつくりで、歴史的にも貴重な木造の大劇場建築です。 ちなみに京都には他にも上七軒歌舞練場、五條楽園歌舞練場、先斗町歌舞練場、宮川町歌舞練場があります。 祇園甲部歌舞練場 1913(大正2)年 登録有形文化財 設計・施工 : 不明 京都市東山区祇園町南側570-2 撮影 : 2011.4.23
by gipsypapa
| 2011-08-22 14:16
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