京都中央信用金庫本部別館

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 東本願寺の南にある銀行建築。旧不動貯金銀行七条支店として建てられ、日本貯蓄銀行、協和銀行七条支店を経て京都中央信用金庫本部別館となり、現在は京都中央信用金庫の関連会社、中信コンピューターアンドコミュニケーション、中信興産などの3社が入居しています。京都中央信用金庫本部別館_c0112559_15361299.jpg
 非対称のファサードにアーチ窓と建物右側にある幾何学模様の小さな2つの窓がアクセントになった、シンプルで大人しい外観ながらも、随所にセンスの良さが光る建物です。

 設計はユーゲント・シュティールのエッセンスを取り入れたモダンな作風で知られる建築家、関根要太郎(せきね ようたろう1889 - 1959)が率いる関根建築事務所。「関根要太郎研究室@はこだて」でおなじみです。このブログでもSEC電算センタービル(旧百十三銀行本店)ろうきん下関支店(旧不動貯蓄銀行下関支店)鷲見邸(旧亀井喜一郎邸)を紹介しています。鉄筋コンクリート造り2階建て。

京都中央信用金庫本部別館
旧不動貯金銀行七条支店 1930(昭和5)年
設計 : 関根要太郎(関根建築事務所)
施工 : 藤木工務店
京都市下京区烏丸七条西入ル中居町113
撮影 : 2009.5.10
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by gipsypapa | 2011-08-11 15:41 | 建築
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