名古屋市の旧伊藤耳鼻咽喉科

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 レトロ建築ファンにはけっこう有名な建物。名古屋市の幹線道路の一つ、空港線に面していて、信号の傍なので、停車するときに、ひときわ目を引くこの建物を見たひとは多いと思います。

 昭和初期に建てられた大型の医院建築で、当時流行したスクラッチタイル貼りの左右対称なレトロで重厚な建物。中央に玄関ポーチと2階部分には銅版葺きの洋風ペディメント。またポーチとペディメントの屋根に洋風花瓶形の棟飾りがあります。玄関ポーチは3方に開放された人造石仕上げのアーチ型になっていて見どころになっています。今は使われておらず、空き家になっています。正面から見ると鉄筋コンクリートに見えますが、側面は下見板貼りで、木造建築です。2階建て。

旧伊藤耳鼻咽喉科
1932(昭和7)年
設計 : 荒川惣七
施工 : 三共工務店
名古屋市昭和区御器所1-9-9
撮影 : 2010.11.20
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by gipsypapa | 2011-08-04 21:13 | 建築
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