旧神戸居留地煉瓦造下水道

旧神戸居留地煉瓦造下水道_c0112559_1303749.jpg
 旧居留地十五番館前には、神戸外国人居留地の開設当初の下水道の遺構がモニュメントとして展示されています。明治5(1872)年頃に完成した下水道。南北道路に沿って6本1880mが施設されたそうです。横浜と並んで、日本でもっとも古い近代下水施設で、最初期の煉瓦造構造物のひとつ。現在でもその一部が雨水幹線として使用されているそうです。

 いずれも煉瓦半枚厚の国産煉瓦製で、下水管は2種類あり、道路下に見える900mmФの円形管と上の小さい方が540mmx400mmФも卵型管(私には楕円形に見えます)です。国の登録有形文化財の煉瓦造り。

旧神戸居留地煉瓦造下水道
1872(明治5)年ころ
登録有形文化財
設計 : J.W.ハート(イギリス人技術者)
施工 : J.W.ハート
神戸市中央区浪花町15
撮影 : 2007.11.11
旧神戸居留地煉瓦造下水道_c0112559_1311956.jpg

by gipsypapa | 2011-03-11 13:01 | 建築
<< 神戸市立博物館 旧神戸居留地15番館 >>